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バルサ撃破の好調ユーベだが…ピルロ監督「今すぐ忘れろ。勝利への飢えと決意を見せてくれ。さもないと…」

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今季からユベントスを率いるアンドレア・ピルロ監督

 ユベントスは8日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ最終節でバルセロナに3-0の勝利。最高の瞬間を味わったが、アンドレア・ピルロ監督は気持ちを切り替えるように促している。12日、『ユベントスTV』の内容を『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

 ユベントスはグループリーグ2位の順位で最終節を迎え、首位のバルセロナと対戦。FWクリスティアーノ・ロナウドがPKで先制点を決めると、MFウェストン・マッケニーがジャンピングボレーで追加点を挙げる。2-0で折り返した後半7分にはC・ロナウドが再びPKを決め、3-0と快勝。順位を逆転し、ユベントスが首位通過を決めた。

 最高の勝利を味わったユベントスだが、ピルロ監督は「まだバルセロナが心に留まっているなら、今すぐそれを忘れなければいけない。新たな戦いに向け、一貫した心持ちでいる必要がある」と慢心しないように説いた。

「その勝利の瞬間を1つの試合で止めてはいけない。今年のリーグ戦残り4連戦もさらにうまく試合を運ばないといけない。勝利への飢えと決意を見せてほしい。さもないと、驚くべき醜態を晒すことになる」

 ピルロ監督は今季ここまで躍動を続ける2人のプレーヤー、新加入マッケニーとキャプテンシーも発揮しているFWフアン・クアドラードを称賛。「マッケニーはイタリア語もよく理解し、チームメートにもうまく表現できている。オフ・ザ・ボールの動きも良く、成長の余地がかなりある」とアメリカ人を褒め称える。

 一方で、クアドラードについては冗談も。「彼は私たちにとって重要なプレーヤーだが、昔からそのような存在ではあった」と称えつつ、「攻守において重要なプレーヤーなんだが…集中力が切れることがときどきある。それを指摘して揉めることがあるよ」とからかい混じりに答えている。

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