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チェルシー指揮官ランパード、新型コロナの感染スピードを懸念「今は誰にとっても難しい時期」

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感染拡大に懸念を示すフランク・ランパード監督

 チェルシーフランク・ランパード監督が、深刻化している新型コロナウイルスについて強い懸念を示している。

 英国では新型コロナウイルスの変異種が確認され、その感染スピードは大きな問題に。連日1日あたり5万人を超える新規感染者がカウントされており、プレミアリーグについても2020年3月のときのように中断期間を設けるべきとの声も多数上がっている。先日はWBAのサム・アラダイス監督が「サーキットブレイクを設けるべきだ」と主張していた。

 そして迎えた1月1日、ランパード監督は記者の前で感染スピードの緩まぬ新型コロナウイルスについてコメントを発した。

「延期される可能性は現時点で与えられていない。今のところこちらで把握しているのは、試合の始まる時間だけだ」

「我々のチームスタッフからも感染者が確認された。だが、選手たちからは陽性反応が出ていないので、それは救いだと思っている。それでも、イギリスで今起こっている爆発的な感染は、やはり身の危険を感じるレベルだよ。フットボール関係者はある程度保護された環境ではあるけどね。陽性者が頻発している状況を踏まえると、中止に向けた動きは必然のようにも思える。不確実な時期だが、どうなるか見てみよう」

 そしてランパード監督は、中止に向けた取り組みを明確にしていないリーグへ一石を投じている。

「我々はフットボールが大好きだ。だが、このような状況でなかったら家で多くの試合を視聴することを望むだろう。こういう言い方は良くないかもしれないが、今は誰にとっても難しい時期だ。安全と健康を最優先すべきだと思う」

「ロンドンでは明確に感染者が増えている。サーキットブレイクが有益であるという前提で当局(イギリス政府&プレミアリーグ)がアクションを起こしてくれないと。私は専門家ではないから明確に言えることではないんだけどね。ただ、もし中断に入るという決断に至ったら、迷わずそれに従うよ」

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