日本高校選抜が、1月22日から25日まで選考合宿を行った。選考合宿には第99回全国高校サッカー選手権の優秀選手から30名が参加。練習試合や3チームに分かれての巴戦などを実施し、23名の日本高校選抜メンバー入りを争った。日本高校選抜はこの後、「NEXT GENERATION MATCH」(2月)などに出場する予定。ゲキサカは21年の日本高校選抜をサポートするニューバランスと高校サッカー年鑑の協力で選考合宿参加選手にアンケート取材を実施した。

　選手権優勝校・山梨学院高(3年)で主将を務めたGK熊倉匠(3年、立正大進学予定)は、全国大会で安定感、総合力の高いプレーを継続。特に3度のPK戦でいずれもシュートを止めて勝利をもたらすなど、日本一の立て役者となった。選考合宿でも的確なコーチングやシュートストップで相手の攻撃を封じていた熊倉が、選手権の感想や選考合宿で感じたこと、21年の目標などについてコメントした。

以下、熊倉コメント
―高校サッカー選手権(個人、チームとして)の感想を教えて下さい。
「自分は、3年前に全国決勝で負けて悔しい想いをしてここ山梨学院に入ってきました。そして、3年後に決勝で青森山田に勝ち、優勝することができました。3年間、大変な思いをして辛いこともありましたが、色々な方に支えられ、ここまで来れたので本当に感謝したいなと思います」

―日本高校選抜の合宿で感じたことを教えて下さい。
「色々なチームから特徴を持った選手が来ていて、自分の力の無さを感じさせられました。また、生活でも当たり前のことを質高くやっていて、全部の所で学ぶことが多いと思いました」

―自分自身の現状の武器・課題をどのように変えていきたいですか?
「自分の武器はシュートストップです。キックの質がまだ低いので、キック練習をし、キックの質を上げていきたいです」

―負けたくないライバルは誰ですか?
「村上健(國學院久我山のキャプテン)です」

―普段履いているスパイクとその理由を教えて下さい。
「アシックスのDFライトです」

―2021年の目標を教えて下さい。
「大学1年目から試合に出て、プロの特別指定選手に選ばれるようになること、また自分の課題に向き合い、人として成長することです」

(取材協力=ニューバランス、高校サッカー年鑑)

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