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岡崎の先制アシスト実らず…ウエスカ、セットプレーからのバラン2発でレアルに逆転負け

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先制点をアシストしたFW岡崎慎司

[2.6 ラ・リーガ第22節 ウエスカ 1-2 R・マドリー]

 ラ・リーガ第22節が6日に行われ、FW岡崎慎司の所属する20位ウエスカはホームで3位レアル・マドリーと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。岡崎は3試合連続でスタメン出場。後半3分に先制点をアシストし、1-1の同17分までプレーした。

 パチェタ監督体制4試合目のウエスカは、前節に続いて3-3-2-2の布陣でスタート。岡崎は2トップの一角に入った。対するレアルは4-3-3のフォーメーション。立ち上がりはウエスカが岡崎を中心にハイプレスをかけ、高い位置でのボール奪取からゴールに迫る。MFハイメ・セオアネやFWラファ・ミルが惜しいシュートを放ち、岡崎がクロスに飛び込むシーンもあった。

 しかしスコアは動かず、次第に落ち着いてボールを回し始めたレアルが主導権を握る。センターバックの左脇付近に降りてフリーとなるMFトニ・クロースを起点に、DFフェルラン・メンディやFWビニシウス・ジュニオールのスピードを生かし、多くのチャンスを左サイドから作り出した。

 前半25分にはクロースのスルーパスからビニシウスが抜け出し、GKアルバロ・フェルナンデスに寄せられながら右足でループシュートを打つが、わずかにゴール右へ外れる。さらに同34分、クロースの縦パスをMFルカ・モドリッチがヒールで流すと、PA手前左で受けたFWカリム・ベンゼマが中央に持ち出し、右足で鋭いシュート。だが、GKフェルナンデスに止められ、前半は0-0で終了した。

 前半途中からほぼ守備一辺倒だったウエスカだが、後半1分にMFミケル・リコのシュートがクロスバーを叩くと、同3分に先制ゴールが生まれる。岡崎がリコからのスルーパスに反応して右サイドを抜け出し、逆サイドからフリーで駆け上がったMFハビ・ガランへ右足で冷静にクロス。PA内左で受けたガランが左足で強烈なシュートを放ち、右ポストの内側に当たってネットが揺れた。

 岡崎は昨年12月6日の第12節グラナダ戦(△3-3)で挙げたスペイン1部初得点に続き、これが同初アシスト。ビッグクラブを相手に貴重な先制ゴールをもたらした。

 しかし、昨季王者のレアルも意地を見せ、後半10分に追い付く。PA手前左でFKを獲得し、キッカーのベンゼマが右足でシュート。クロスバーを直撃してボールが跳ね上がると、落下地点に入ったDFラファエル・バランが相手に競り勝ち、ヘディングで押し込む。フランス代表DFの今季初得点でゲームを振り出しに戻した。

 岡崎は1-1の後半17分に途中交代。ウエスカはピンチが続く中で耐えていたものの、同39分に逆転を許した。

 レアルが獲得した右サイドのFKから、キッカーのクロースが右足で正確なクロスを供給する。ファーのMFカゼミーロが頭で折り返すと、GKフェルナンデスに弾かれたボールをバランが左足で蹴り込み、この日2点目で2-1とした。

 そのまま逃げ切ったレアルが2試合ぶりの勝利。敗れたウエスカは3戦ぶりの黒星を喫した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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