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福岡が甲南大DF井上聖也の来季加入を発表! 一般入学から研鑽…187cmのCBがJリーグの扉を開く

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甲南大DF井上聖也が22シーズンから福岡へ

 3月12日、アビスパ福岡甲南大DF井上聖也(3年=県立西宮高)の2022シーズン入団内定を発表した。

 昨季、躍進を遂げた甲南大の守備を支えたCB。#atarimaeni CUPでは、全国の強豪相手に力強いプレーを見せ、チームに新しい歴史を刻むベスト8進出に貢献した。その活躍が福岡の目に留まり、キャンプ参加を経ての内定をつかみ取った。

 187cmという長身を生かしたヘディングの強さが持ち味のプレイヤーだが、上背がありつつも前へ足を運んで相手をつぶし、ボールを奪い取る強さ、左右両足で蹴れてビルドアップできる点が福岡からは高く評価されている。

 高校時代は強豪の大学から関心を寄せられることはなく、甲南大へは一般受験で入学。当時、関西学生リーグの1部と2部を行ったり来たりしていたサッカー部へも「成り行きで入った」と井上は話すが、「Jリーガーになりたい」という気持ちは持ち続けていた。2019年に柳川雅樹氏が甲南大の監督に就任すると、同じCBとしてプロで活躍していた柳川監督のアドバイスが井上にとっても大きな糧となり、成長へとつながった。

 さらに、福岡のキャンプでは「長所を活かすことの重要性」も学んできた。同じポジションの宮大樹と自主練を行う中で、井上と同様に長身でヘディングが強い宮が、その部分をさらに磨こうと練習している姿には大いに刺激を受けたという。「プロの選手は、自分のストロングポイントを理解して、活かせる選択ができている。もっと自分の武器を磨かなくては」と高い意欲でトレーニングに取り組む。

 柳川監督が「パスの精度、ポジショニング、コーチング、フィジカルと総合的に大学で伸びた」と評価する井上はまだまだ大きな伸びしろ、スケールを感じさせる選手だ。目標とするルベン・ディアス(マンチェスター・シティ)のようなオールラウンドな力を持つDFとなれるよう、大学でのラストシーズン、さらなるスケールアップに期待がかかる。

以下、プロフィール
●DF井上聖也
(いのうえ・せいや)
■生年月日
1999年11月9日(21歳)
■身長/体重
187cm/80kg
■利き足

■出身地
兵庫県
■経歴
末広FC-宝梅中-県立西宮高-甲南大

(取材・文 蟹江恭代)
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