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日本vs韓国 試合後の森保一監督会見要旨

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[3.25 国際親善試合 日本3-0韓国 日産ス]

 日本代表が25日に行われた国際親善試合で韓国代表に3-0で勝利した。

以下、試合後の森保一監督会見要旨

「コロナ禍でいろんな制限を強いられて、困難な生活をしている方々が多い中で、サッカー、スポーツをやっていいのか、大規模なイベントをやっていいのか、賛否あるのは自身も考えているし、反対意見があることも認識している上で、サッカーが社会の役に立つ、社会貢献できることを認識してもらえれば嬉しいと思ってやっていた。サッカーをさせていただくということで、コロナ禍でスポーツ、文化芸能、学校など、大人数のイベントをコロナ禍でもやっていけるんだということを、ほかのイベントをしようしている人たちの勇気になればいいなと思っていました」

「選手たちは海外組、国内組と泊まる階や食事会場も分けられて、コロナ感染防止対策を行いながら試合に向かうということは非常にストレスになる大変なことだったと思うが、選手たちはストレスを口にしなかった。選手たちが率先して活動することが、世の中のみなさんにとっても感染対策をしながら生活を続けるメッセージになると思って行動してくれた。吉田キャプテンが試合後のインタビューでも言っていたが、コロナと戦ってくれている医療従事者や頑張っている人たちに感謝したいという気持ちでプレーしてくれたと思います」

――欧州組を交えての日韓戦は実に11年ぶり。
「2011年以来、またこうやって試合をさせてもらって勝てたということはすごくうれしく思います。ただし2011年からということですが、チームは変わっている。今回、選手たちは困難な準備を強いられる中、日本国民に元気になってもらおう、笑顔になってもらおうと最善の準備をしてくれた。ハードワークしてくれて勝てたことは何よりも嬉しいです」

――攻撃が良かった。
「いい守備からいい攻撃に繋げようとチャレンジしてくれたことが、いい攻撃に繋がったと思います。カウンターで単発の攻撃ではなく、多くの選手がミスを恐れずにボールに関わる姿勢が素晴らしかった。去年10月、11月とヨーロッパで強豪を相手にレベルの高い試合をさせてもらって、世界で勝つための基準を持ちながらアジアでも戦おう、高い基準を実践しようということが今日の試合に活きた。韓国も素晴らしいチームでしたが、アグレッシブにプレーしてくれたことが結果に繋がったと思う。韓国には世界的にトップオブトップの選手がいるが、今日はいなかった。次対戦するときはまた違ったチームだと考えてプレーしていかないといけないなと思います」

――守備も非常に良かったが、スカウティングが活きたのか、選手たちがピッチ上で上手く対応したのか。
「両方ともありました。韓国の情報として今の監督さんになられてから19年にE-1で対戦してスカウティングしていたのと、去年11月に韓国が欧州遠征をした時にメキシコとカタールと対戦していたので、その3試合をもとに韓国の分析をしました。システム的にいうと、韓国が4-3-3、4-2-3-1、メキシコ戦では3バックで戦っていたことを選手たちには伝えていました。しかしながら試合が始まってみないと分からない。その情報を持ちながらも、ポジショニングはピッチ内でコミュニケーションを取って修正しながら戦ってほしいということを選手たちが自然とやってくれたと思います」

「攻撃で点が取れたのが良かった。去年のヨーロッパ遠征ではなかなか点が取れなかったので、まずはチャンスを増やそうということで臨んでいた。いい守備からいい攻撃で無失点で終えてくれたことはよかった。前半2-0から後半韓国がギアを上げてくる展開で、攻撃の意欲は忘れてはいけないが、ある程度受ける中で無失点で抑えながら3点目を取りに行く戦いをしてくれた。選手たちが賢く、アグレッシブにプレーしてくれたと思います」

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