beacon

1年4か月ぶり再開のW杯予選へ…森保J、日韓戦控え組が高強度トレでアピール

このエントリーをはてなブックマークに追加

日韓戦の控え組が激しいメニューを消化

 日本代表は26日、千葉県内でトレーニングを行い、30日のカタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(フクアリ)に向けて再始動した。前日25日の韓国戦(○3-0)の先発メンバーと後半45分間プレーしたMF江坂任(柏)は軽いランニングを行った後、室内で筋トレなどの個人メニューを消化。それ以外の11選手は1時間超にわたって激しいメニューをこなした。

 練習場には韓国戦で相手の肘打ちを受け、前歯を損傷したDF冨安健洋(ボローニャ)を含む23選手全員が登場。韓国戦で出場時間が短かったDF小川諒也(FC東京)、MF古橋亨梧(神戸)、FW浅野拓磨(パルチザン)、MF川辺駿(広島)、MF脇坂泰斗(川崎F)の5選手と、出番のなかった6選手は負荷の高いトレーニングに励んだ。

 冒頭ではフィールドプレーヤーが上野優作コーチのもとで3人一組となってパス練習を行い、GK組が下田崇GKコーチのもとでセービングを確認。続いてGKを置き、3人一組のフィールドプレーヤーが左サイド、中央、右サイドに分かれて崩しの形を試した。

 その後はミニコートでタッチ制限付きのトランジション練習を実施。GKが両端に立って手を使わずに組み立て役を担い、フィールドプレーヤーが4対4で対峙し、フリーマン1人とともに長短のパスを使って「裏を使う」(上野コーチ)意識を落とし込んだ。フリーマンは川辺、MF稲垣祥(名古屋)、脇坂、古橋が順に務めた。

 最後はGKがゴールを守り、4対4+フリーマン1人のミニゲーム。数プレーごとにタッチ制限ルールや選手の立ち位置を変えつつ、ビルドアップからアタックへの流れを互いに何度も繰り返し、強い接触は避けながらも激しい攻守の切り替えが見られた。終了時には選手たちの息も上がり、一斉にピッチに倒れ込むほどの強度だった。

 日本代表は30日、1年4か月ぶりに再開するカタールW杯アジア2次予選のグループリーグ第6戦(5試合目)でモンゴル代表と対戦。日本はアウェー扱いの対戦順だが、新型コロナウイルスの防疫措置のため千葉市のフクダ電子アリーナで無観客開催される。モンゴルとはGL第2戦でも対戦し、6-0で勝利している。

(取材・文 竹内達也)

●カタールW杯アジア2次予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP