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“ミスター・インテル”ベルゴミ氏が語る「コンテがボローニャ戦後に微笑んだのは…」

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 “ミスター・インテル”ことインテルOBのジュゼッペ・ベルゴミ氏が、6日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じてアントニオ・コンテ率いる古巣について見解を示した。

 先週末のセリエA第29節においてボローニャを1-0と敵地で下し、7連勝を飾った首位インテル。2位ミランがサンプドリアと1-1で引き分けたため、ポイント差は「8」へと広がり、ジョゼ・モウリーニョ指揮下の2009-10シーズン以降に遠ざかっていたスクデットへとまた1歩前進した。ベルゴミ氏はそんな古巣について次のように語る。

「第29節を終えてインテルを追いかける各チームの状況が変化した。例えばミラン。サンプドリア戦の前までは、ネラッズーリ(インテルの愛称)に圧力をかけることまで考えられたかもしれない。しかし現在、ミランの頭の中にはチャンピオンズリーグ出場権しかなくなった。だからこそ、アントニオ・コンテがボローニャ戦を終えた後に微笑んでいたんだよ」

「彼が幸せであるのは、監督なら誰もが目指す最大の目標を達成することができたからだ。結果はさておき、コンテは選手たちと素晴らしい関係を築き上げることができた。(アンドレア)ラノッキアのパフォーマンスが示したように、チームの結束が窺える。まさにアントニオはインテルの真の付加価値なんだ。選手全員を自信のプロジェクトに巻き込んでいくことに成功した」

■ベルゴミ氏が考える3つの補強ポイント
 続いてベルゴミ氏は、インテルが今後に改善していくべき点を問われると、持論を展開した。

「システムは3-5-2を考えないわけにはいかない。コンテはそこから出発するからね。クラブがどれほどメルカートを行えるかは分からないが、ヨーロッパ最高峰のレベルで競争力のあるチームに変えるには、補強ポイントが3つある」

「1つ目はスピードのあるDF。チームの重心を前へと押し上げることができるからね。続いて左利きのサイドアタッカー。(イヴァン)ペリシッチも良いし、(アシュリー)ヤングも十分に信頼できるが、クオリティの高い左利きの選手が必要だ。最後に6~8ゴールほど奪える(ローター)マテウスのようなMFが欲しい。(エンゴロ)カンテを検討するよりも、今なら(レオン)ゴレツカのような選手が良いだろう」

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