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広島vsG大阪、清水vs徳島では“正しい判定”への介入も:J1第7節VARまとめ

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広島対G大阪を裁いた佐藤隆治主審がオンフィールドレビューを実施

 J1リーグは2〜4日、第7節10試合を各地で行った。今季から再導入されているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるレビューは4度実施され、ミスジャッジとされた2つの判定を修正。一方、レビューが行われながらも判定が覆らなかったケースも2度あり、正しい判定への不必要な介入も目立った。

<第1節 3回>
<第2節 2回>
<第3節 3回>
<第4節 なし>
<第5節 4回>
<第6節 1回>
■レビューは4回実施された
<事例1>4月3日 J1第7節 名古屋 0-0 FC東京 @豊スタ(ゴールに関する判定)

 0-0で迎えた後半20分、FC東京はDF小川諒也の右コーナーキックをニアサイドでFWディエゴ・オリヴェイラがそらし、名古屋のFWマテウスにも当たったボールがファーに流れると、これをFW永井謙佑がゴールライン際で懸命に折り返し、最後はDF森重真人がボレーでゴールに押し込んだ。

 ところが、ここでVARが介入。副審はゴールラインを割ったことを示すフラッグアップをしていなかったが、VARオンリーレビューの結果、永井が折り返した時点でラインアウトしていたことが確認され、ゴール取り消しで名古屋のゴールキックから再開となった。

担当副審:木川田博信
VAR:山本雄大
AVAR:八木あかね

<事例2>4月3日 J1第7節 広島 0-0 G大阪 @Eスタ(PKに関する判定)

 0-0で迎えた前半23分、G大阪はFWチアゴ・アウベスの右コーナーキックをニアでMF倉田秋が頭でそらし、広島のMF青山敏弘がペナルティエリア内でブロック。これをFWドウグラス・ヴィエイラがクリアすると、G大阪、広島をそれぞれ攻撃を行った後、1分半弱を経てから佐藤隆治主審がインプレー中に試合を止めた。

 VARが介入したのは青山がブロックした際にハンドがあったかどうか。佐藤主審はVARからの助言を受け、オンフィールド・レビューを実施した。映像では防御姿勢を取った青山の右腕にボールが直撃していたことが確認されたが、佐藤主審はハンドにはあたらないと認定。当初の判定どおりにG大阪のPKは与えられず、ドロップボールから試合が再開された。

 結果的にはVAR介入基準である「はっきりとした明白な間違い」ではないにもかかわらず、介入してしまったというケースとなった。

主審:佐藤隆治
VAR:岡部拓人
AVAR:井上知大

<事例3>4月3日 J1第7節 浦和 2-1 鹿島 @埼玉(ゴールに関する判定)

 浦和が2-1でリードして迎えた後半25分、DF槙野智章のヘディングクリアを起点に左サイドでDF山中亮輔、MF明本考浩とつないでカウンターを開始。FW武藤雄樹が明本とのワンツーから倒れ込みそうになりながらキープし、左に展開すると、深く駆け上がった山中のクロスからMF関根貴大がダイビングヘッドでゴールに押し込んだ。

 ところが、ここでVARが介入。約2分弱にわたってピッチ上でチェックした後、荒木友輔がオンンフィールドレビューを行った。争点は武藤がキープした時点でハンドがあったかどうか。映像で武藤が左手でボールをコントロールしていたことが確認され、ゴールは認められず、鹿島のFKで試合再開となった。

主審:荒木友輔
VAR:飯田淳平
AVAR:唐紙学志

<事例4>4月4日 J1第7節 清水 0-3 徳島 @アイスタ(PKに関する判定)

 徳島の1点リードで迎えた後半4分、徳島のFW垣田裕暉が右サイドを駆け上がってクロスを上げると、ニアサイドでクリアを試みた清水のDF鈴木義宜が対応。その際にハンドがあったとして、笠原寛貴主審は徳島にPKを与えた。

 しかし、ここでVARが介入。約2分40秒にわたってピッチ内で交信した結果、笠原主審はオンフィールド・レビューを実施した。映像では鈴木の胸に当たった後、ボールが腕に当たったことが確認された形。そこで笠原主審はハンドの原判定を保持し、徳島のPKで再開となった。このPKでは徳島のMF岩尾憲が中央に沈め、J1初ゴールを記録。ただ、これも<事例2>と同様に「はっきりとした明白な間違い」ではない事象に介入が行われたケースと言える。

主審:笠原寛貴
VAR:飯田淳平
AVAR:聳城巧

■2021年VAR統計(第7節まで)
レビューで判定が修正された回数:14
レビューしたが原判定が支持された回数:3

①得点に関わる事象
ゴールが認められた回数:2
ゴールが取り消された回数:8

オフサイド(ゴール/ノーゴール):2/3
ハンド(ゴール/ノーゴール):0/2
その他ファウル(ゴール/ノーゴール):0/2
ラインアウト(ゴール/ノーゴール):0/1

②PKに関する事象
PKが与えられた回数:3(成功3、失敗0)
PKが取り消された回数:1
PKが蹴り直しとなった回数:0

エリア内外(PK/取り消し):1/1
ハンド(PK/取り消し):1/0
その他ファウル(PK/取り消し):1/0

③レッドカード
レッドカードが出された回数:0
レッドカードが取り消された回数:0

④人違い
人違いでカードの対象が変わった回数:0

(文 竹内達也)
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