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流経コンビが大仕事…手倉森監督「眠っていたベガルタが目を覚ますゴール」

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手倉森誠監督

[4.21 ルヴァン杯D組第3節 広島0-1仙台 Eスタ]

 流通経済大出身ルーキーのホットラインがベガルタ仙台に今季初白星をもたらした。試合後のオンライン会見で手倉森誠監督は「眠っていたベガルタが目を覚ますゴールになった」と決勝弾に繋がった一撃を称えた。

 0-0で迎えた後半30分、ここまでしぶとく耐えていた仙台が試合を動かした。左サイドで獲得したFKをMF中原彰吾がファーサイドに入れると、長身のDFアピアタウィア久がヘディングで折り返し、このボールに詰めていたFW加藤千尋が反応。最後は体でゴールに押し込み、これがチームの決勝点となった。

 仙台は今季公式戦12試合目で待望の初勝利。「どのチームも1勝をしてから勢いを持ってリーグ戦を進めていけるが、われわれはそうなっていなかった。勝った時の勢いが得られるはずだと言いながら、ここに来るまでに12試合かかった」。ここまでの戦いをそう振り返った指揮官は「ここから息を吹き返して、Jリーグをかき回していきたい。かき回せるゴールだと思う」と決めた加藤を称えた。

 サンフレッチェ広島とは今季のJ1開幕節でも対戦し、退場者を出しながらも後半終了間際に追いついて1-1のドロー。そこから波に乗り切れなかった仙台だが、手倉森監督はこの日の試合前に「もう一回広島から始めよう」と選手たちに働きかけていたという。

 そうしたゲキもチームの士気を挙げ、ここまで3分8敗という長いトンネルから抜けた。「広島からもう一回始めようという合図の言葉に反応してくれた」と笑顔を見せた手倉森監督は「相手のストロングにしっかり対応し、一進一退のゲームの中で勝ちを拾えたゲームになった。この勝ちをまたリーグ戦とカップ戦に向けて勢いよくやるだけ」と先を見据えていた。

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