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マンCが悲願のCL制覇に王手! マフレズ2発からパリSGを完全封印、クラブ初のファイナルへ

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マンチェスター・Cが初のファイナルへ

[5.4 欧州CL準決勝 マンチェスター・C 2-0 パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4日、準決勝第2戦を行った。マンチェスター・シティ(イングランド)とパリSG(フランス)が対戦し、シティがFWリヤド・マフレズの2得点で2ー0の勝利。2試合合計4ー1でクラブ初となるファイナル進出を果たした。決勝は今月29日に、チェルシー対レアル・マドリーの勝者と行われる。

 第1戦はシティが敵地で2ー1の勝利。初の決勝進出に王手をかけた。この試合では4ー4ー2の布陣を敷き、前回の試合からDFオレクサンドル・ジンチェンコとMFフェルナンジーニョがメンバー入り。GKはエデルソン・モラエス、4バックはDFカイル・ウォーカー、DFジョン・ストーンズ、DFルベン・ディアス、ジンチェンコを配置。ボランチ2枚にフェルナンジーニョとMFイルカイ・ギュンドアン。右サイドにマフレズ、左にMFフィル・フォーデンが入り、2トップ気味にMFベルナルド・シウバとMFケビン・デ・ブライネが起用された。

 昨季に続くファイナル進出を目指すパリSGは、第1戦で1ー2の敗戦。4ー3ー3の布陣で、第1戦からはDFアブドゥ・ディアロ、MFアンデル・エレーラ、MFマルコ・ベッラッティ、FWマウロ・イカルディが先発入り。負傷のFWキリアン・ムバッペはベンチスタートとなった。GKはケイラー・ナバスで、4バックはDFアレッサンドロ・フロレンツィ、MFマルキーニョス、DFプレスネル・キンペンベ、ディアロ。中盤3枚はMFレアンドロ・パレデス、ベッラッティがボランチの位置で、トップ下にエレーラ。前線は右にFWアンヘル・ディ・マリア、左にFWネイマール、中央にイカルディが入った。

 序盤は第1戦同様にパリSGのペース。守るシティは前半8分にジンチェンコがPA内でハンドの判定を取られるが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で肩に当たっていたとみなされ、PKは取り消しとなった。冷静さを取り戻したシティはその3分後に先制点を奪う。

 シティはボール回しから最後方にボールを戻すと、GKエデルソンが攻撃のスイッチを入れる。高精度キックで左サイドに飛ばし、ジンチェンコがそのまま突破。深い位置からPA手前のマイナス方向に戻すと、デ・ブルイネが控える。右足シュートは相手のブロックに遭うが、PA右に流れたボールをマフレズが右足で押し込み、均衡を破った。

 シティの先制後は再び拮抗状態に。まず1点を取りたいパリSGは、前半17分にマルキーニョスがヘディングシュートでクロスバーを叩くと、同19分にはディ・マリアがボール奪取から左足シュート。しかしいずれもゴールネットを揺らすことはできなかった。

 前半はシティが1ー0で、2戦合計では3ー1で折り返す。パリSGは拮抗状態をなかなか崩せず、後半10分にはネイマールがスライドしながらPA内へ。渾身の右足シュートはジンチェンコの粘りのブロックに阻まれた。17分にはイカルディとエレーラを下げ、FWモイーズ・キーンとMFユリアン・ドラクスラーを投入。流れを変えようとしたが、直後に再び失点を喫する。

 シティは後半18分にカウンター。自陣でボールを奪い、中盤のデ・ブルイネと左サイドのフォーデンがワンツーをしながら進んでいく。もう一度デ・ブルイネが受けてPA左に流すと、フォーデンが左足ダイレクトでグラウンダーのクロスを上げ、最後はファーサイドのマフレズが左足で叩き込んだ。

 0ー2と点差を広げられたパリSGは、さらに後半24分には難しい展開に。ボールがサイドラインを割った後、ディ・マリアがフェルナンジーニョの足を踏みつけて一発退場。激しく抗議した場面もあったが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督もピッチに入ってなだめる。パリSGは10人という数的不利に陥った。

 パリSGは後半30分にパレデスとフロレンツィに代えて、DFダニーロ・ペレイラとDFコリン・ダグバを入れる。37分にはディアロを下げ、DFミッチェル・バッカーを投入した。シティも37分にデ・ブルイネとB・シウバを下げ、FWガブリエル・ジェズスとFWラヒーム・スターリングを、40分にはフォーデンに代えて退団を表明しているFWセルヒロ・アグエロを入れた。

 試合はそのまま終了。守備陣が気迫を見せたシティがパリSGを完封し、2ー0で勝利した。2戦合計4ー1でクラブ史上初となる欧州CL制覇に王手をかけた。

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