[6.3 チャリティーマッチ 日本代表 3-0 U-24日本代表 札幌ド]

「結果がすべて」――。A代表に0-3の完封負けを喫したU-24日本代表MF板倉滉(フローニンゲン)は、そう語って唇を噛んだ。

　28日にA代表の一員としてW杯アジア2次予選ミャンマー戦にフル出場した板倉。ミャンマー戦ではCBの一角でプレーしたが、この日はボランチの位置に入って、MF中山雄太とコンビを組んだ。

　出鼻をくじかれた。試合開始早々の2分に先制点を献上。「あそこで1点取られたのはチームとして痛かった。本当に開始早々だったので。なるべくゼロでいきたかった、というのが正直あったので、最初の失点は痛かった」。A代表に主導権を握られることになってしまった。

　中盤の底からリズムを生み出そうとしたが、「距離感が遠く、良い距離感でプレーできていなかったので、後ろから運ぶところでなかなかうまくいかなかった」。そして、A代表の素早いプレッシャーにも苦しめられ、「局面、局面の勝負のところやパスの正確性だったり、すべてを上げていかないといけない」と悔しさを滲ませた。

　結果的に0-3の完敗。「結果がすべて。0-3、これがすべてだと思う」と答えつつ、この経験を次に生かそうとしている。「五輪本戦になったら、こういう相手とやらないといけないと思う。そういった意味でポジティブに捉えたい」と視線を上へと向けた。

(取材・文　折戸岳彦)

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