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「1試合に左右される立場」と受け止め…生き残り賭ける三笘薫「結果を残さないと落ちる」

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U-24日本代表MF三笘薫(川崎F)

 コンディションは万全ではなかったのかもしれない。しかし、与えられた出場時間でゴールという結果を残した。U-24日本代表MF三笘薫(川崎F)は、12日に行われるジャマイカ戦に照準を合わせて調整を進めていく。

「合流したときに故障があった」(横内昭展監督)こともあり、3日の日本代表とのチャリティーマッチでの出場機会はなく、5日のU-23ガーナ代表でも後半13分からの出場と、“時間限定”での起用となった。しかし、与えられた30分強という時間の中で、しっかりとゴールを奪い、アピールを成功させた。

 だが、本人は「他にも決定機があり、そこで決め切れていないことも事実。決めることも大事だけど、他の場面でチャンスを逃すところがあったので、そこは改善していかないといけない」と気を引き締め直している。

 5月31日の合宿スタート以降、急きょ日本代表戦が組まれ、悪天候の影響でフライトが遅れるなど、ハードなスケジュールをこなしてきた。しかし、ジャマイカ戦までは、ガーナ戦から中6日あり、準備する時間は十分。

「今はほとんど痛みがない」とコンディションも上がっており、あとはピッチ上で自身の力を示すだけだ。「結果を残さないと落ちると思っているし、この1試合に左右される立場だと思う。そこはプレシャーをかけてやらないといけない。練習からアピールしたいし、五輪に出ることへの意志の大きさがプレーに表れてくると思うので、そういう部分も出してアピールしたい」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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