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五輪代表に溶け込む遠藤航、コンビを組んだ田中碧に「頭を使ってプレーしている」

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五輪代表で存在感を見せるMF遠藤航

 違和感なく試合に入ることができた。U-24日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)はオーバーエイジとして初めて先発した5日のガーナ戦(○6-0)を「個人としてやることはA代表と変わらず、ボールを受ける部分と守備でボールを奪う部分をシンプルに出せればいいなと思っていたし、それは出せたと思う」と振り返った。

「一緒にやったことのない選手もいたけど、感覚的には良い関係性でプレーできた」。ボランチでコンビを組んだMF田中碧については「ボールを受けたときに前を見るところだったり、常にどういうポジショニングを取るかを工夫して、頭を使ってプレーしている。守備でもつぶすところはつぶして、カウンターを抑える場面も何回かあった。攻守において良いプレーをしていたと思う」と手放しで称える。

 16年リオデジャネイロ五輪に続く自身2度目の五輪になるが、当時とは「海外でプレーしている選手が多いので、そこは大きな違いだと思う」と、チームの陣容が大きく異なっている。リオ五輪代表で海外組はMF南野拓実(当時ザルツブルク)のみだったが(FW久保裕也も選出されたがクラブ事情で不参加)、今合宿に参加しているU-24日本代表はオーバーエイジの3人を含め、27人中13人を海外組が占める。

「海外でプレーしている選手が多いし、自分を持っているというか、みんなギラギラしている。そこはいいなと感じる」。五輪本大会が1年延期された影響もあるとはいえ、チームとしての経験値は5年前とは比べ物にならない。「僕ら(オーバーエイジ)が入っても年齢に関係なく自分の良さを出そうとトライしているし、そういう姿勢があるから海外でもやれているのかなと。年上として見ていてもそこは頼もしく感じる」と目を細めた。

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