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44試合2得点→21試合15得点…多くのファンが期待していなかった男が大爆発

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イングランド代表FWラヒーム・スターリング

 イングランド代表のFWラヒーム・スターリングがまたもやネットを揺らした。

 29日に行われた欧州選手権(EURO2020)決勝トーナメント1回戦ドイツ戦に先発出場したスターリングは、0-0で迎えた後半30分に貴重な先制点をマーク。左サイドからDFルーク・ショーが送ったグラウンダーのクロスをワンタッチで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。勢いに乗ったチームは同43分にFWハリー・ケインが加点し、2-0の勝利を収めて準々決勝へと駒を進めた。

 英『スカイスポーツ』によると、大会前までは多くのファンがスターリングの先発を望んでおらず、ベンチスタートにすべきだと考えられていた。しかし、スターリングは結果で自身の存在価値を証明した。GL初戦クロアチア戦、GL第3節チェコ戦に続いてゴールを陥れ、今大会3点目をマーク。4試合4得点と決して得点力の高いと言えないチームにおいて、貴重なゴールを奪取し続けている。

 18年のロシアW杯では好機を得点へと結び付けられずに批判にさらされたように、それまでの代表戦では44試合2得点と結果を残せなかった。しかし、ロシアW杯以降は21試合15得点とガレス・サウスゲイト監督の信頼に応えている。

 チームを力強くけん引するスターリングは、「難しい相手だから、力強いパフォーマンスが必要だと分かっていたけど、今日はそれができたね。母国のためにプレーできるのはいつだって特別なことだよ」と語ると、準々決勝ウクライナ戦に向けて「一戦一戦大切にしたい。まずは回復に努め、集中していくよ」と話している。

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