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五輪への思い語る独OA枠クルーゼ「オリンピックの何に魅力を感じないと言うのか聞きたい」

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 ドイツ五輪代表FWのマックス・クルーゼは、東京オリンピックに向けて興奮しているようだ。ドイツ誌『キッカー』で語っている。

 ウニオン・ベルリンに所属する33歳のクルーゼは五輪チームの最年長選手。ボルフスブルクのMFマキシミリアン・アーノルド、レバークーゼンのMFナディエム・アミリとともにオーバーエイジ(OA)枠に選ばれている。A代表での最後の試合は2015年秋となるアタッカーは「またここにいれて最高な気分さ」と“復帰”を喜んでいる様子を示すと、大会に向けてはこのように続けた。

「一体、オリンピックの何に魅力を感じないと言うのか聞きたいくらいだ。これこそかけがえのない体験。大勢のアスリートにとって、メダルを手に持つのはこれ以上ない歓喜だ。僕たちにとってもそうあるべきだろう。ほとんどは小さい頃からオリンピックを見てきたからね。大興奮だ。正しく言葉にするのは難しい。すでにちょっと鳥肌立っているよ」

一方、シュテファン・クンツ監督が明かしたところ、移籍などにより自ら招集を断った選手に加えて複数のクラブが所属選手の派遣を拒否したという。メンバーは最大22人まで許されるも、ドイツの五輪チームは結局3人のGKを含む18人で大会に臨むことで、ドイツで波紋を呼んでいる。クルーゼはそれについて「クラブが選手を出さないのなら、それはもちろん悲しいこと。ただ、ほかの人が取り組むべき問題だろう」と話すに留め、次のように語った。

「僕たちはここにいる人たちのことを考える。11人さえピッチに立てば、金メダルをドイツに持ち帰るようにすべてトライして見せる。金メダルは一生語り続けることができるものだ。それに全世界がオリンピックを見るからね」

悔いの残らない戦いを誓うクルーゼ。22日の初戦ではいきなり前回大会のファイナルで対戦した金メダリストのブラジルとの対決となるが、「最初の試合で自分たちの立ち位置が確認できる。ブラジル相手なら、自分たちがどこにいるのか、何に取り組まなければいけないのかが見えてくる」と冷静に受け止めつつ、「グループステージでは3試合に臨み、僕たちは準々決勝に勝ち上がりたい」と意気込みを示していた。

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