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旧知のスペイン戦へ…久保建英「優勝候補筆頭だと思う」「誰が来るか関係なく勝ちに行きたい」

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MF久保建英(レアル・マドリー)

 U-24日本代表のMF久保建英(レアル・マドリー)が15日、報道陣のオンライン取材に応じ、17日に行われるキリンチャレンジカップ・U-24スペイン代表戦(ノエスタ)に向けて意気込みを語った。

 スペイン戦は日本にとって、東京五輪開幕前ラストマッチとなる重要な一戦。また久保にとっては、10歳から13歳までのゴールデンエイジを過ごしてサッカー選手としての基礎を身につけ、また現在も世界のトッププレーヤーを目指して戦っている、深い縁を持つ国との戦いとなる。

 スペインは今回、GKウナイ・シモン(ビルバオ)、DFエリック・ガルシア(バルセロナ)、MFぺドリ(同)、FWダニ・オルモ(ライプツィヒ)らEURO2020で存在感を放っていた選手を多数招集しており、中でもE・ガルシアは久保とバルセロナ時代の同期。またオーバーエイジにもMFマルコ・アセンシオ、MFダニ・セバジョスと、久保と同じR・マドリー所属選手が並ぶ。

 それでも久保は、対戦相手を過度に意識することはないという。

「昔のチームメートや、知り合いと対戦して、試合が終わって話すこともあると思うが、僕はいま五輪代表として(相手が)誰が来るかとは関係なく勝ちに行きたいと思っている」。

「僕が相手チームの選手をどうこういうつもりはないけど、小さい頃からサッカーをしていて、五輪という舞台で日本代表の選手として戦えることを幸せに思う」。

「僕が今ここにいられるのはスペイン含めて巡り合った人やチームメートのおかげだと思う。そこはどの選手も変わらない。ただそれは自分の努力の結果だと思うので、スペインだから日本だからと考えず、ブレずにやってきた自分を褒めたい気持ちも素直にある。ただいつも言っているけどスタートラインに立っているだけ。始まり方、終わり方が大事なので、まずは17日の試合ということで、考え方がブレずに『近々、近々』と近い目標からやっていければ」。

 次々に向けられたスペイン関連の質問にそう返した久保は、対戦相手の情報を周囲に伝えるかという問いにも「僕よりも分析担当の方など見えている人がいると思う。選手間での共有というより映像に集中して、僕が感覚で伝えるよりも理にかなっている」と指摘。「必要だと思えば、この選手いい選手だぞというのは答えられる範囲で答えるようにしている」と語るにとどめた。

 一方、五輪本大会直前にスペインという強豪チームと対戦できることについては、前向きに受け止めているようだ。

「強いところと本番前は組めないという自分の中に変な偏見、イメージはあるけど、その大会に出場する優勝候補筆頭だと思うし、そういう国とやれることで、勝っても負けても自分たちの現在のコンディションを一番見やすい相手だと思う。メリットしかない」。

 スペインを「優勝候補筆頭」と位置づけた久保は「連係連動も大事だけど互角以上の相手で、相手に押し込まれることも増えてくる中で、自分個人として何ができるかをもう一度確かめたい」と力強く意気込みを語った。

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

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