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久保建英の五輪奮闘にスペイン紙が注目「クボのおとぎ話で始まり…」日本の負け方には「凛とした死、サムライスタイル」

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試合後、大粒の涙をこぼしたMF久保建英

 スペインでプレーするMF久保建英に注目するスペイン紙『アス』が、東京五輪3位決定戦でU-24日本代表がU-24メキシコ代表に敗れたことを報じている。

 日本は3位決定戦でメキシコと対戦し、1-3で敗れた。セットプレーから3失点を喫すると、反撃は及ばず、53年ぶりの銅メダルにはあと一歩届かなかった。

『アス』は「クボはメダルを失った」と見出しを打ち、「このオリンピックでクボのおとぎ話として始まったものは、アレックス・デ・ラ・イグレシア(スペインの映画監督)の映画として終わった。電撃スタートの後に苦い終わりを迎えた」と伝えている。

 久保はグループリーグ3試合連続ゴールで首位通過の立役者となったが、準々決勝ニュージーランド戦、準決勝スペイン戦では得点に絡めず。3位決定戦のメキシコ戦ではMF三笘薫の追撃弾をアシストしたものの、勝利に導くことはできなかった。

「レアル・マドリードのストライカーは、トーナメントの偉大な人物の1人として東京五輪2020でのキャリアをスタートさせた。彼は試合を決めることができるスターになり、オリンピックサッカーの歴史的なマイルストーンを達成するために日本を導いた」

「金メダルに向けた戦いとなったスペイン戦、銅メダル決定戦となったメキシコ戦で、マドリードFW(久保)と日本は、オリンピックのメダルを味わうことができずに大会を終えた」

『アス』は、予選で敗れた日本を3位決定戦で下したメキシコについて「最高のチームの1つであることが証明された」とし、大会の最高得点チーム(18ゴール)として銅メダルを獲得したことを評価。この試合を含めて大会通算4得点を挙げたMFセバスティアン・コルドバを「長くは続かない掘り出し物」と、スター候補として紹介した。

 一方、終盤に三笘のゴールで一矢報いるなど、最後まで諦めない戦いぶりを見せた日本については「凛とした死、サムライスタイル。敗北に先立つ名誉」と表現している。

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