バイエルンは15日、クラブのレジェンドでドイツ代表だったゲルト・ミュラー氏が逝去したことを発表した。享年75。

　クラブ公式サイトによると、ミュラー氏は14日の朝に亡くなったという。バイエルンでは公式戦607試合566ゴールを記録。リーグ戦427試合365ゴールはブンデスリーガ記録となっている。7度の得点王に輝き、ドイツ代表でも62試合68ゴールを挙げていた。

　バイエルンには1964年に加入し、リーグ優勝は4度、チャンピオンズカップは3度制覇。ドイツ代表で1972年のEUROを制覇。74年のW杯では優勝決定ゴールを決めた。引退後はクラブのユースコーチを務めていた。

　クラブのCEOであるオリバー・カーン氏は「彼の死に、私たち全員が悲しみに暮れている。バイエルンの歴史上最も偉大な伝説の一人であり、彼の業績は比類のないものだ。バイエルンとドイツサッカーの偉大な歴史としてあり続けるだろう」と伝えている。