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浦和逃げ切れず…家長PK弾で追い付いた川崎F、敵地でドローに持ち込む

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浦和と川崎Fの第1戦はドロー決着

[9.1 ルヴァン杯準々決勝第1戦 浦和 1-1 川崎F 浦和駒場]

 ルヴァン杯は1日、準々決勝第1戦を開催し、浦和駒場スタジアムでは浦和レッズ川崎フロンターレが対戦。前半35分にMF関根貴大の得点で浦和が先制するが、後半27分にFW家長昭博のPKで川崎Fが追い付き、1-1の引き分けに終わった。なお、川崎Fのホームで行われる第2戦は5日に行われる。

 ホームの浦和は8月29日のJ1第27節湘南戦(△0-0)から先発6人を入れ替え、FW江坂任、MF汰木康也、MF柴戸海、DF明本考浩、DF岩波拓也、GK鈴木彩艶らを先発起用。一方、アウェーの川崎FはJ1第27節札幌戦(○2-0)から先発4人を入れ替え、FWレアンドロ・ダミアン、FW家長昭博、MFジョアン・シミッチ、DFイサカ・ゼインらがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 互いにボールを保持する時間帯がありながらも、相手の体を張った守備を攻略し切れず、なかなか決定機を創出できない。前半31分には川崎Fをアクシデントが襲い、負傷したDFジェジエウがプレー続行不可能と判断され、MF山村和也との交代を余儀なくされた。

 すると、前半35分に浦和が試合を動かす。山村へプレッシャーをかけた江坂が高い位置でのボール奪取を成功させてPA内に持ち込むと、GKチョン・ソンリョンが距離を詰める。江坂が冷静に中央にラストパスを送ると、関根が無人のゴールに流し込んでスコアを1-0とした。

 1-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、1点のビハインドを背負う川崎FはFW小林悠とMF小塚和季を投入して状況を打開しようと試みる。同7分には小塚のスルーパスをPA内で受けたMF脇坂泰斗に好機も、シュートは岩波にブロックされてしまった。

 その後も川崎Fが押し込む展開となるが、後半から投入されたDF槙野智章がダミアンに粘り強く対応するなど、浦和守備陣が簡単にはフィニッシュまで持ち込ませず。しかし、後半26分、VARが介入した結果、PA内で柴戸が脇坂を倒したとして川崎FにPKが与えられると、キッカーを務めた家長がきっちりと沈め、川崎Fが試合を振り出しに戻した。

 後半36分には浦和に決定機。MF大久保智明のパスから右サイドを駆け上がったMF田中達也の折り返しに江坂がフリーで反応。しかし、ダイレクトで合わせたシュートは距離を詰めたチョン・ソンリョンに阻まれてしまった。

 その後も両チームに勝ち越しゴールは生まれず。1-1のまま第1戦は終了を迎えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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