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DFBポカールでも3部に敗戦…“格下相手”の難しさ語った鎌田「あれが初戦で良かったと思えるように」

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オンライン取材に応じた日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)

 日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)が5日、カタール・ドーハでオンライン取材に対応し、0-1の敗戦に終わったカタールW杯アジア最終予選オマーン戦を振り返った。

「自分にとっても最終予選が初めてだったので、どういう感じかは全く想像つかなかったが、どのチームもW杯に向けて熱い気持ちがあるんだなと思ったし、どのチームとやっても簡単な試合にならないだろうなと初戦を終えて思った。僕たちも気持ちの面、頭の部分でもっと切り替えてやっていく必要があると感じた」。

 日本対策を練るべく約1か月間の長期合宿を敷いてきたオマーンに対し、生命線の崩しを封じられた森保ジャパン。鎌田はそこにDFBポカール(ドイツ国内杯)で対戦した下部カテゴリとの共通点を感じたという。

「日本のほうが普通に見れば格上というチームで、代表に限らず、フランクフルトでポカール初戦で3部のチームに負けたりとか、下のチームとやる時に難しい試合になるのはどこでもありうること。下のチームとやる難しさを年間に数試合感じる中の1試合だったと思う」。

 フランクフルトは今季、DFBポカール1回戦で3部のバルトホーフ・マンハイムに敗戦。この試合にも出場していた鎌田は「ボールが触れないから何もできないのではなく、ワンチャンスでゴールを狙うとか。0で進むとすごく難しいので、1点でも取れば相手も空いてきたり変わった展開になる。自分のできることを探しながらやっていく必要がある」と自身に矢印を向けた。

 またチーム全体としては「一番のストロングポイントというか、常に意識して監督がやっている取られた後の切り替えだったり、自分たちが大切にしていたことが少し薄れていた。初心に帰って、チームとして守備から、いい守備からいい攻撃につなげるのが大事だと思う」と課題も指摘。システム変更で局面を打開する案については「一つの手ではあるけど、僕がどうこういうのではなく、全ては監督が決めること。僕らは監督が決めたことを信じてやるのが役目」と語るにとどめた。

「初戦は僕にとってもチームにとってもすごく難しい試合だった。ああいう難しい中でも勝ち切ることができれば良かったけど、負けてしまった。ただ、結果自体はどうしようもない。」と苦しい一戦を振り返った鎌田。今後の最終予選に向けて「あれが初戦で良かったと思えるよう、ここからの試合で勝ち続けて、終わった後に『あの初戦の負けがあったけど、そこから自分たちが変われた』と思えるようにしないといけない」と力を込めた。

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