[9.7 W杯アジア最終予選 日本1-0中国 ドーハ]

　日本代表はカタール・ワールドカップのアジア最終予選で中国に勝利。初戦の敗戦から巻き返しを図るべく、白星奪取に成功した。森保一監督は試合後のフラッシュインタビューで選手たちをねぎらった。

　序盤から攻勢に出た日本は、前半40分に先制。MF伊東純也のクロスをFW大迫勇也が合わせ、ゴールネットを揺らした。追加点を奪うことはできなかったが、しっかりと守り切り、勝ち点3を手にした。

　森保監督は初戦の黒星を引きずらなかった選手たちを称え、「この中国戦に向けて気持ちを切り替えて、いい準備をしてくれた。一人ひとりがしっかり戦う、そしてチームとして日本らしく戦っていこうということを、みんなで走って戦ってくれて、勝利を掴み取ってくれたと思います」と語った。

　中国は予想されていた4バックではなく、5バックを敷いた。指揮官は「想定はこれまでの分析では4バックだった」と口にしつつ、「そこは臨機応変にやっていこう」と対応。「選手たちが準備していたベースとともに、相手が我々に合わせてきたときに戦術に対応するということ、非常に柔軟にやってくれたと思います」と戦い方を巧みに変えたことを明かした。

　勝利を掴んだものの、1-0と快勝ではなかった。森保監督は「W杯出場に向けて、厳しい戦いはまだまだ続く」と気を緩めず、「きょう勝ち点3を取れて、ひとつ前進できたと思います」と手応えも語る。「厳しい戦いを常に覚悟して、一戦一戦、最善の準備をして、ベストを尽くして戦うということ。粘り強く戦って、チームで前進していけたらなと思います」と次戦に目を向けた。

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