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ベルナベウ凱旋のR・マドリーがド派手に5発逆転勝ち!! ベンゼマ圧巻の3G1A、ビニシウスは客席突撃パフォ、新加入MFもデビュー弾

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FWカリム・ベンゼマがハットトリック

[9.12 ラ・リーガ第4節 R・マドリー5-2セルタ]

 ラ・リーガは12日、第4節を各地で行い、レアル・マドリーセルタに5-2で勝利した。560日ぶりの本拠地開催ながらも先行される苦しい展開となったが、FWカリム・ベンゼマが3ゴール1アシストの大活躍。新加入のMFエドゥアルド・カマビンガも初ゴールを決め、派手なゴールラッシュで2連勝を果たした。

 R・マドリーは今季初めてのホームゲーム。一昨季から大規模な改築を行っていたサンティアゴ・ベルナベウに本拠地が戻り、コロナ禍前の2020年3月1日に行われたバルセロナとのエル・クラシコ以来、聖地では560日ぶりの公式戦となった。また合わせて観客入場も解禁。一定の間隔を空けた客席に19,874人のサポーターが訪れた。

 ところが試合は前半4分、アウェーのセルタが先手を取った。GKティボー・クルトワからDFナチョ・フェルナンデス、DFミゲル・グティエレスとつないでビルドアップするR・マドリーに対し、組織的な守備からボールを奪取。FWイアゴ・アスパスのラストパスからFWサンティ・ミナが右足で落ち着いて流し込んだ。

 その後はR・マドリーがボールを握り、長短のパス交換で相手を押し込む。すると前半24分、左のハーフスペースを取ったMFカゼミーロが右サイドに浮き球のパスを展開し、これをMFフェデリコ・バルベルデがダイレクトで折り返すと、マイナス方向で反応したのはベンゼマ。右足ボレーでGKマティアス・ディトゥーロの頭上を射抜き、同点に追いついた。

 しかし一方のセルタも譲らない。前半31分、最終ラインのパス交換でR・マドリーのハイプレスをかわし、DFネストル・アラウホの縦パスで局面を打開。I・アスパスのポストプレーから右サイドをS・ミナが抜け出し、ゴール前に低いクロスを送り込むと、ニアでMFフランコ・セルビが反応。トリッキーなヒールシュートは右ポストに当たったが、跳ね返りを押し込んで再び勝ち越した。

 セルタの1点リードでそのまま後半へ。ところが開始40秒、R・マドリーはまたもエースが仕事をした。左サイドを突破したFWビニシウス・ジュニオールのクロスは相手に阻まれたが、跳ね返りを拾った二次攻撃からM・グティエレスが左足でクロスを送ると、中央で合わせたのはベンゼマ。下がりながらのヘディングシュートをゴール左隅に突き刺した。

 なおも勢いに乗るR・マドリーは後半9分、低い位置まで降りてきたベンゼマがM・グティエレスの縦パスを受け、左サイドにスルーパスを送ると、オフサイドギリギリで抜け出したビニシウスが反応。スピードに乗ってゴール前に駆け上がり、右足でGKの脇下を抜くシュートを流し込んだ。

 値千金の勝ち越しゴールを決めたビニシウスは歓喜に沸くスタンドへと真っ先に駆け寄り、大ジャンプで壁を乗り越えて客席にまで突入。一斉に集まってきたサポーターたちと熱く抱擁を交わした。これに対し、主審はイエローカードを提示したが、スタジアム内では背番号20を称える歓声が上がった。

 そして後半21分、R・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督はレンヌから獲得した新加入のカマビンガを初めて投入。すると同27分、MFルカ・モドリッチのドリブルシュートはGKディトゥーロに阻まれたが、跳ね返りをカマビンガが押し込み、これがデビュー戦初ゴールとなった。

 さらに後半42分、R・マドリーはペナルティエリア内に突破したビニシウスがMFデニス・スアレスに倒されてPKを獲得。これをベンゼマが決め、ハットトリックを達成した。ベンゼマは今季4試合目で5ゴール目。リーグトップ13得点の攻撃力を牽引している。試合はそのままタイムアップ。ここまで3勝1分のR・マドリーが首位集団の地位を守った。

●ラ・リーガ2021-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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