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プレミア19クラブはニューカッスル買収承認に不満…サウジの影響力を懸念

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 プレミアリーグ勢は、サウジアラビア政府系ファンドによるニューカッスル買収に不満を抱いているようだ。イギリス『BBC』が伝えている。

 先日、サウジアラビア政府系ファンド『パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)』が中心となり、ニューカッスルの買収が決定した。以前には、同国の人権問題が原因で合意寸前で破談になった経緯もある今回の買収劇だが、他の19クラブはプレミアリーグに対して不満を持っているようだ。

 不満の原因として、買収が承認された透明性に欠けるプロセスや、買収に関する通知が他クラブに対して事前になかったこと、さらにサウジアラビアのオーナーたちによるリーグそのものへの影響力などが挙げられている。

 19クラブは、買収プロセスを公開しないプレミアリーグに対して緊急ミーティングの開催を求めており、買収が完了する前にこのような重要事項は説明されるべきだったとの見解を持っている模様。今回のリーグ側の対応に不信感を抱かざるを得ないようだ。

 その他にも、『PIF』の会長を務めるムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対しては、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏殺害を指示した疑いが持たれている。

 ただし、共同オーナーを務めるアマンダ・ステーブリー氏は、同メディアに対して政府と『PIF』は別物であることを強調。スポーツウォッシングの疑いが持たれていることについても、「そのようなことは全くない。ファンタスティックなフットボールチームへの投資であり、クラブを成長させることを楽しみにしている」と語った。

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