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[MOM3592]米子北FW牧野零央(3年)_インハイ準決勝のヒーロー。動きの鋭さ増し、先発奪取へ2発!

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米子北高FW牧野零央は2ゴールの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.9 高円宮杯プリンスリーグ中国第15節 米子北高 2-1 作陽高 ドラパーク米子球技場]

“スーパーサブ”から先発へ、アピールの2発だ。米子北高(鳥取)FW牧野零央(3年=FC.フェルボール愛知出身)は前半30分に投入されると、その6分後の36分に先制ゴール。同じFC.フェルボール愛知出身のMF木村愛斗(3年)のクロスを右足アウトでゴールへ流し込んだ。

 後半21分には再び木村のラストパスから左足でゴール。「試合が始まる前から、『決めて来いよ』と言われていましたし、『決めてやる』という気持ちでずっとやっていたので気持ちが出ました」というガッツポーズでゴールを喜んだ。

 この日はハイボールで競り勝ち、また鋭いアプローチで相手のビルドアップを足に当てていた。そして、得点シーン以外でも決定機に絡むなど前線で存在感。また終盤はボランチに入り、スペースを埋める動きを見せていた。

 中村真吾監督は「スピードついてきて、GKとかDFが持った時にギュンと行けて奪えていた。一歩とか二歩が速くなった印象。ヘディング強いイメージなんて、無かったよ」と微笑んでいたが、3年生になって意識を変え、ジムに通ってトレーニングしてきた成果が出てきているようだ。

 木村が、「元々上手かった」と評するプレーヤー。同時に以前は波が激しかったと自己分析するが、自主練からボールキープやドリブルシュートなどを続けてきたことで変化していきている。「インハイの時は結構自分は自信に溢れていて、『出たら、決める』みたいな感じがあったので、良い結果が出たんじゃないかと思います」と振り返るインターハイは、準決勝・星稜高(石川)戦で交代出場から劇的な決勝ゴール。そして、プリンスリーグ再開初戦でも結果を残した。

 その牧野は、「もっと走って、もっとチームに貢献できるようにして、スタメン取って活躍したいです。スタートで出たいので、もっと練習をして質を高めたい」と宣言。より質を高め、結果を残し続けて、選手権では「絶対に優勝して嬉し涙で終わりたいです」という目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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