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サラの墜落死から2年10か月…パイロット手配の67歳被告に有罪判決

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 ナントからカーディフへの移籍手続き中に飛行機が墜落し、28歳の若さで死亡したFWエミリアーノ・サラの事件に進展があった。カーディフの裁判所で28日、航空機の安全性を脅かした罪でデビッド・ヘンダーソン被告(67)に有罪判決が下されることが決定。刑の宣告は11月12日に行われるという。

 ナントのエースストライカーだったサラは2019年1月19日、プレミアリーグ・カーディフへの移籍手続きのためフランスからイギリスに渡航中、乗っていた小型機が海上に墜落した。その後、サラは遺体で発見され、現役選手による悲痛な事故として受け止められた。ところが同年6月、現地警察は故殺(計画性のない殺人)容疑により、当時64歳だったヘンダーソン被告を逮捕。事件として捜査が進んでいた。

 イギリス『ガーディアン』などによると、同じく亡くなったパイロットのイボットソン氏は商用パイロットの免許や夜間飛行の資格を保持しておらず、雇い主のヘンダーソン被告も事業者証明書を持っていなかった。またヘンダーソン被告は事件後、関係者に事実を口外しないようメールを送り、隠蔽工作を行っていたという。

 ヘンダーソン被告には航空機の安全性を脅かした罪で最大5年、その他の罪で最大2年の懲役刑が下される。

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