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立ちはだかる渡航制限…森保J一部選手は欧州→日本→ベトナム→オマーンの“遠回り”移動へ

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森保一監督

 日本代表森保一監督は4日、11月のカタールW杯アジア最終予選2試合のメンバー発表会見で「まずベトナム戦だが、選手が全員揃うのが試合の前々日になる」と明かした。通常、リーグ戦を終えて合流する場合、選手全員が集まるのは試合3日前。1日後ろ倒しとなった背景には、ベトナムで敷かれている渡航制限の影響があるようだ。

 日本サッカー協会(JFA)の広報担当者によると、現在ベトナムでは国際便の多くが入国を認められておらず、欧州組のベトナム入国が難航する見込み。そのため一部選手は欧州からいったん日本を経由し、国内組やチームスタッフとともにベトナム入りするという。

 たとえば5日にラ・リーガ2部の試合を控えるMF柴崎岳(レガネス)は試合後に帰国し、6日にJ1リーグ戦を控えるFW大迫勇也(神戸)ら国内組やチームスタッフとともに移動。また6日にベルギーリーグがあるMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)らも試合後に日本に渡り、7日にJ1リーグ戦を戦うDF谷口彰悟(川崎F)らとともに移動する。

 一方、7日に所属クラブのリーグ戦があるMF南野拓実(リバプール)、DF吉田麻也(サンプドリア)らは別ルート。一度オランダに集合し、JFAが手配したチャーター便でベトナムに入国する。

 ベトナム、オマーンで行われるただでさえ過酷なアウェー2連戦。これにコロナ禍の渡航制限も加わり、森保ジャパンはさらなる移動負担を強いられることになりそうだ。

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