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シャビ新監督の予告通り“サプライズ”もあった新生バルセロナ、ダービーを制してリーグ戦5試合ぶり勝利!

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PKで決勝点を挙げたFWメンフィス・デパイ

[11.20 ラ・リーガ第14節 バルセロナ1-0エスパニョール]

 ラ・リーガ第14節が20日に行われ、暫定9位のバルセロナは本拠地カンプ・ノウで11位エスパニョールに1-0で勝利した。シャビ・エルナンデス新監督の初陣を飾り、リーグ戦5試合ぶりの白星。公式戦では4戦負けなし(2勝2分)となった。

 エスパニョールとのダービーで新体制初戦を迎えたシャビ監督。前日会見でスタメンについて「サプライズがある」と予告していた通り、バルセロナBから呼んだ17歳FWイリアス・アコマックをいきなり先発起用した。

 また、19歳MFニコ・ゴンザレスや17歳MFガビなど、すでにトップチームに定着しているラ・マシア出身の有望株もスタメン入り。攻撃陣を中心に離脱者が続出する中、トップチームデビューのアコマックは4-3-3の右ウイング、ガビは左ウイング、ニコ・ゴンザレスはインサイドハーフに配置された。

 一方、守備陣では負傷が伝えられていたDFジェラール・ピケとDFエリック・ガルシアが回復し、それぞれセンターバックで先発出場。ピケは公式戦3試合ぶりの復帰となった。

 バルセロナは開始からボールを支配し、エスパニョールを押し込み続ける。幅を取りながら複数人が絡んだパスワークで何度も相手を崩し、前半29分にはMFセルヒオ・ブスケツのスルーパスをPA内右で受けたFWメンフィス・デパイが至近距離から右足でシュート。しかし、GKに体を張って止められた。

 続けて前半30分、左サイドの深い位置からDFジョルディ・アルバが折り返したボールをニアのMFフレンキー・デ・ヨングがPA手前中央につなぎ、ブスケツが左足で合わせる。だが、再びGKのファインセーブに遭う。同40分にはPA手前左のガビが右足を振り抜くも、ミドルシュートはクロスバーを越えた。

 圧倒した前半をスコアレスで終えたバルセロナは、後半開始からアコマックに代え、同じくバルセロナBから招集したFWアブデ・エザルズリを投入。すると後半1分、ガビのスルーパスからPA内左に走り込んだデパイがファウルを受け、PKを獲得する。

 後半3分に自らPKキッカーを務めたデパイは右足でゴール右に蹴り込み、先制点をマーク。これでチームトップの今季7ゴール目となった。

 その後もテンポよくボールを回し、相手ゴールを襲ったバルセロナ。追加点を奪えずにいると、終盤は負傷者やピンチの場面が続出したが、辛くも1-0で逃げ切り、新体制初戦で勝利を収めた。

サプライズでトップチームデビューを飾った17歳FWイリアス・アコマック


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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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