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さらばスールシャール…マンU公式が異例のインタビュー実施「最初から最後まで、本当に楽しかったよ」

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マンチェスター・Uを去るオーレ・グンナー・スールシャール監督

 マンチェスター・ユナイテッドは21日にオーレ・グンナー・スールシャール監督の退任を発表。クラブ公式サイトでは、指揮官自身が心境を語っている。

 ユナイテッドは20日のプレミアリーグ第12節でワトフォードに1-4で敗戦。直後にはクラブで緊急ミーティングが開かれ、指揮官の解任が決定した。暫定指揮はマイケル・キャリック氏が務め、またシーズン終了までの指揮官も探しているという。

 2018年末から指揮官を務めたスールシャール氏。クラブ公式サイトでインタビューに応じ、「すべてのことには答えたくない。記者たちから聞かれるかもしれないが、一切のインタビューを受けるつもりはない。なぜなら、このクラブのためにすべてを捧げてきたことは、誰もが知っているはずだからだ。このクラブは私にとってすべてだが、残念ながら結果を得ることができなかった。だから、身を引くときが来た」と口を開いた。

 約3年間の指揮について「とても誇りに思っている」と振り返る。「最初から最後まで、本当に楽しかったよ。選手たちは最高の若者たちだった。感謝しなければいけない」。初陣は2018年12月22日のリーグ第18節・カーディフ戦(○5-1)。「マーカス(ラッシュフォード)が3分くらい先制して、そこから連勝を続けた。それは僕も誇りに思っていることで、それ自体が記録的なものだ。よくやったと思っているよ」と自身の思い出を語った。

 3年間の指揮で、スールシャール氏は無冠に終わった。それにも触れ、「もしヨーロッパリーグを制覇していたら、それは成功だったと言えるかもしれない」と胸中を明かす。「でも、いつもトロフィーがすべてではないよね。お祝いはしたかったが、あの決勝にたどり着くために、そしてあと一歩のところまで到達するために、多くの良い決断をしてきた。誇りを持って振り返ることができるよ」と口にした。

 今後は「家族との時間を大切にする」と明かす。そして、監督業も継続させることを語り、「それが私の得意とするところ。いつかは戻ってくる」と強い意志を覗かせた。

 ユナイテッドは23日、UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグでビジャレアルと対戦。スールシャール氏は選手たちに向け、メッセージを送ったようだ。「今朝、選手たちにも伝えたんだけど、自分たちを信じなさいと。自分たちのほうが優れていることはわかっているはず。CLという最大の舞台で、胸を張り、ユナイテッドの選手であることを楽しみなさいと伝えた。次はマイケル(キャリック)が指揮を執る。私が尊敬する人物だ。彼らは大丈夫だよ。私は見守っている」。

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