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アンチェロッティが振り返るビルバオ戦「前半はパンチがなかった。攻め続けられた終盤の方が好きだった」

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ビルバオ戦を振り返ったカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーは1日にラ・リーガ第9節延期分、本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのビルバオ戦に臨み、1-0の勝利を果たした。カルロ・アンチェロッティ監督は、危機を迎えていた終盤の内容に魅力を感じていたという。

 試合展開的には平坦だった前半にFWカリム・ベンゼマが先制点を決めたレアル・マドリー。後半にはアスレティックに終始押し込まれて、1点差を守り切る薄氷を踏む形での勝利をつかんだ。アンチェロッティ監督は試合後、後半の緊迫した展開で、懸命にプレーし続けた選手たちに対して満足感を表している。

「私たちはとても素晴らしいチームと対戦した。凄まじくインテンシティーが高く、なおかつ私たちより2日間休みが多い、アウェーで負けなしの相手とね。最後の20分間は本当に苦しむことになった。しかし、うまくいかないときに降参するチームがいるとして、マドリーは違うんだ。また別のクオリティーを持っているんだよ」

「私は前半よりも終盤の展開が好きだった。前半はパンチのないエキシビジョンみたいなものだった」

 32日間で9試合という超過密日程に取り組むレアル・マドリーだが、アンチェロッティ監督はここ3試合でほぼ同じスタメンを起用している。

「終盤に入ってチームは疲弊していた。次の試合に向けて考えなくてはいけないね。しかし交代枠が5つああれば、最初にクオリティーの高いスタメンを揃えて、後でエネルギッシュな選手たちを投入することができる」

 GKティボー・クルトワはこの試合でも好守を連発。これまで擁してきた中でも最高のGKかと問われたアンチェロッティ監督は、こう返答した。

「クルトワは並外れたことをやってのけている。彼みたいないGKがいることは喜ばしいよ。私はこれまで、本当に素晴らしいGKたちと出会ってきた。チェフ、ノイアー、カシージャス、ディエゴ・ロペス……とね。しかしクルトワは最高のGKの一人だ」

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