セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は、長期的な成功のためにチームを再構築しながらも、クラブにタイトルをもたらさなければならないことを認識していると「スカイ・スポーツ」に語った。

　セルティックは昨季、10年ぶりにスコティッシュ・プレミアシップのタイトルを逃し、いずれのカップ戦でも決勝に進出できず、トロフィーの獲得数はゼロ。その中でチームの立て直しに白羽の矢が立ったのが当時横浜F・マリノスの監督を務めていたポステコグルー監督だった。

　セルティックはこの夏、大活躍中の日本代表FW古橋亨梧を筆頭に12人の新加入選手を迎え入れ、9月にウェスト・ロージアンで行われた試合以降、リーグ戦では無敗を継続中。新生セルティックとしての歩みを着々と進めている。

　ただ、ポステコグルー監督は将来的な成長だけでなく、直近で成功を収めることも重要な仕事の一部であることを認識しているようだ。「このサッカークラブの監督の役割を引き受けたからといって、タイトルを勝ち取るために3年間与えられるわけではないと思っているよ」と話し、以下のように続けた。

「我々にとっての今年の課題は、落ち着いたチームを引き継いだわけではなく、様々な理由でチームを再構築する必要があるということだと思っている。メンバーを揃え、私が望む高いレベルで一貫してプレーできるクオリティーを持つには、もう1年が必要だ。我々がすべきことは、その間もサッカーを向上させ、今いる選手たちに成長の機会を与えることだ。ただ、チームの再構築と同時に、クラブとしてすぐにタイトルを獲得しなければならない」

　スコティッシュ・プレミアシップで首位のレンジャーズに4ポイント差で追っているセルティック。12月19日にはハイバーニアンと対戦するリーグカップの決勝に進出。早速目前に迫ったタイトル獲得のチャンスをつかむことはできるか。

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