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代役キャプテンは遠藤航! 森保監督が指名「ポジション的にもチームの中心」

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MF遠藤航(シュツットガルト)

 日本代表のMF森保一監督が26日、カタールW杯アジア最終予選・中国戦の前日会見に出席し、今回の活動のキャプテンにMF遠藤航(シュツットガルト)を指名したと明かした。主将のDF吉田麻也(サンプドリア)が右ハムストリングの負傷により不在。リオ五輪で主将を担った28歳に大役が託された。

 吉田は森保ジャパンの発足後、MF長谷部誠(フランクフルト)のあとを継いで主将に就任。これまでチームの大黒柱として統率力を発揮してきただけでなく、時には選手の意向を森保監督に伝えたり、国際試合の公式会見では海外メディアの質問に対して英語で質疑に応答したりと、さまざまな形でキャプテンシーを発揮してきた。

 そんな頼れる主将が今回の2試合はケガで不在。森保監督は22日に行われたメンバー発表会見の場で「活動が始まってから決めたい」「候補になる選手はたくさんいる」と述べていたが、リオ五輪でキャプテンを務めた遠藤を指名した。選手たちには25日の全体ミーティングで伝えたという。

 森保監督は抜擢の理由について「まずはわれわれの活動の中でチームの中心としてプレーしてくれていること。ポジション的にも攻守のつなぎ役、左右のつなぎ役で、チームの真ん中のポジションでプレーしてくれているということで決めた」と説明。吉田が東京五輪代表への帯同で不在だった昨年6月の活動ではDF長友佑都(FC東京)、FW大迫勇也(神戸)、MF原口元気(ウニオンベルリン)がゲームキャプテンを務めていたが、「他に経験のある選手もたくさんいるので、キャプテンの候補として考えた選手は他にもいるが、ポジション的にもチームの中心でプレーしてくれているということで決めた。経験のある選手たちはもちろん候補として考えたが、これまでの日本代表の継承をしていくという意味でも、もっとキャリアを重ねた選手より、経験のある選手と若手の両方の層にコミュニケーションを取れる航ということで決めた」と背景を語った。

(取材・文 竹内達也)
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