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メンバー23名決定。22年日本高校選抜の仲村監督、「攻撃的なサッカーを見せたい」

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全国の高校サッカー部の代表チーム、日本高校選抜は成長と結果の両方を目指す。(写真協力=高校サッカー年鑑)

「NEXT GENERATION MATCH」(2月12日、日産)、「静岡県ヤングサッカーフェスティバル」(3月)、「第36回デンソーカップチャレンジサッカー」(3月)に出場予定の日本高校サッカー選抜が、選考合宿でメンバー23名を争った。
 
 合宿は紅白戦や練習試合を中心に実施。チームの構築よりも選手選考に重きが置かれているため、U-17日本高校選抜候補との練習試合は1勝1敗に終わった。だが、今後は決まった23名で全ての試合を全力で勝ちに行く。

 自身も習志野高(千葉)時代に選手として日本高校選抜を経験している仲村浩二監督(尚志高)は、今回の合宿初日に日本高校選抜は全国の高校サッカー部の代表チームであることを選手達に説明。そのプライドを持って戦うことを求めた。

 チームは2月9日に再始動。まずは同12日に川崎フロンターレU-18と「NEXT GENERATION MATCH」を戦う。仲村監督は「エリートと呼ばれているJリーグのチームをまずは倒さなければいけないという使命をまずはしっかり持って欲しい」。そして、「この高校選抜を土台として、世界へ羽ばたいた選手がいっぱいいるじゃないですか。そういう選手になれるようにここの経験を活かして欲しいと思っています」と期待した。

 今回の日本高校選抜は、高校年代“3冠”の青森山田高(青森)からU-18日本代表候補MF藤森颯太(3年)とMF田澤夢積(3年)の両SHが参戦。第100回全国高校選手権で活躍したU-18日本代表候補GK佐藤瑠星(大津高3年)や、仲村監督の教え子でU-22日本代表のCBチェイス・アンリ(尚志高3年)らがメンバー入りしている。また、U-18日本代表候補FW福田師王(2年)とU-17日本代表候補MF大迫塁(2年)の神村学園高(鹿児島)コンビら2年生の注目選手達の名も。選手権のヒーローたちが選抜チーム内での競争や、川崎F U-18、静岡県高校選抜、大学生との戦いを通してさらなる成長を目指す。

 仲村監督は「まずはアグレッシブな、攻撃的なサッカーをやりたい。SBもガンガン上がらせるし、ボランチもガンガン上がらせるし、というような守備よりも攻撃を見せたいなと思っています。後ろはアンリを筆頭にGKもしっかりしているので、そこはしっかり守って攻撃的なサッカーを見せたい」とコメントした。昨年はデンソーカップチャレンジで大学生の選抜チーム相手に大健闘したが、「NEXT GENERATION MATCH」は敗戦。それだけに、強豪・川崎F U-18から白星を勝ち取り、今後の活動に弾みをつける。

(取材協力=スフィーダ、『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 吉田太郎)
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