ドルトムントFWマルコ・ロイスが2ゴールを奪い、チームを勝利へと導いた。試合後のインタビューで「その質問はよしてくれ(笑)」と、“ある質問”を笑顔でかわしたことを『キッカー(日本語版)』が伝えている。

　試合を動かしたのはロイスの左足だった。前半18分、縦パスを受けて巧みなターンから狙った突破は相手に阻まれたものの、こぼれ球を拾ったMFモハメド・ダウドのパスから抜け出すと、左足のシュートでゴールを陥れた。

　さらに前半26分には追加点を奪取。DFダン・アクセル・ザガドゥが送ったロングボールから抜け出そうとしたFWドニエル・マレンの突破はつぶされたものの、後方から走り込んだロイスがフォロー。PA内まで持ち込むと、距離を詰めたGKアンドレアス・ルテをかわして無人のゴールに流し込んだ。

　2得点を奪ってチームの3-0の勝利に貢献したロイスは、前節レバークーゼン戦で2-5の大敗を喫していたこともあり「とても落ち着きのない1週間を過ごした」と語りつつ、うっ憤を晴らすような白星に「勝利というのは、気分のいいものだ」と続けている。

　この日の勝利で首位バイエルンとの勝ち点差は「6」に縮まった。しかし、ロイスは「僕たちがもし安定した戦いを見せられないのであれば、上を気にする必要はない」と語ると、「今は、その質問はよしてくれないか」と笑顔でかわしたようだ。

---

●ブンデスリーガ2021-22特集