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パリ五輪へ本格始動! U-21日本代表候補がキャンプ開始、大岩監督「五輪経由のA代表ではなく、A代表経由の五輪に」

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U-21日本代表候補が始動

 U-21日本代表候補は7日、千葉県内でトレーニングキャンプを開始。大岩剛監督が率いるパリ五輪世代のチームが本格始動した。同代表は9日までキャンプを行い、今月末には初の海外遠征となるドバイカップU-23に参戦する。

 直前の発表で、FW細谷真大(柏)とDF西尾隆矢(C大阪)が怪我により不参加となった。一方で、代わりに4選手を追加招集。FW小堀空(栃木)、DF鈴木海音(栃木)、MF三戸舜介(新潟)、MF成岡輝瑠(清水)が加わり、初日から合計26名が集結した。

 練習前には、建物内で大岩監督によるミーティングとスタッフ紹介が行われた。その後は、選手とスタッフがピッチへ。全員でランニングをして、その後はペアを組んで体を使ったトレーニング。終始和やかなムードで初日を終えた。

 練習終了後、大岩監督はミーティングの様子を伝える。「短い時間の予定だったけど、喋りすぎちゃって」と冗談めかしつつ、「ただ、新しいスタートだということ、ターゲットがはっきりしているということ、上を見すぎるのではなく一試合一試合。日本代表はそういうところだよと話しました」とその内容を明かした。

 大岩監督は、A代表とアンダーカテゴリーとの関わり方を強調。今回選出されたメンバーの中には、1月のA代表トレーニングキャンプで招集された西尾やMF鈴木唯人(清水)、トレーニングパートナーとして帯同したDFチェイス・アンリ(尚志高)がいる。顔つきが変わったというその選手たちの名前を挙げつつ、「A代表経由のオリンピックであり、オリンピック経由のA代表じゃない。A代表の合宿に参加した唯人やアンリがいろんなものを感じたと思うので、それをスタンダードとしてわれわれもレベルアップしていこう」と伝えたという。

 指揮官は選手たちの様子を「いい眼をしている」と語る。チームは3日間のキャンプを行った後、今月23日からドバイカップU-23へ。「できるだけ濃く、できるだけ短く」練習を行い、初の海外遠征に備えていく。

(取材・文 石川祐介)
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