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U-21日本代表・大岩ジャパンが始動…今月のトレーニングキャンプ&ドバイ杯を経て、6月のAFC U23アジア杯へ

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大岩剛監督が率いるU-21日本代表が始動 ※写真は1月のもの

 2024年パリオリンピックを目指すU-21日本代表が始動する。今月7日から9日にかけて行われるトレーニングキャンプメンバーが発表され、大岩剛監督がオンライン取材に応じた。

 2001年以降に生まれたパリ五輪世代で構成されるU-21日本代表は、今月7日から9日までトレーニングキャンプを実施する。さらに同月23日から29日には、初の海外遠征かつ国際試合として、UAEで行われる「ドバイカップU-23」にも参戦。6月にウズベキスタンのタシケントで行われるAFC U23アジア杯に照準を合わせ、選手選考を行っていく。

 今月7日から9日のトレーニングキャンプでは、チームの強度やコンセプトを伝えるという。大岩監督は「伝えられることを落とし込むまではいきませんけど、触りとしてしっかりと、こういう形で戦っていくんだよということは選手に伝えたい」と語る。

 招集メンバーには、1月のA代表合宿に招集されたDF西尾隆矢(C大阪)、MF鈴木唯人(清水)、トレーニングパートナーとして帯同したDFチェイス・アンリ(尚志高)らが名を連ねる。指揮官は鈴木について「目の色が変わるというか、顔つきが変わるというか、それがプレーに現れている」と直近のプレーを評価。「それがスタンダードになってほしいですし、もっともっとやれる選手。そういう姿勢を見せることが、我々の世代の日本代表のレベルをひとつでもふたつでも上げていってくれるという非常に大きい期待はしています」とさらなる成長を求めた。

 現在Jリーグで活躍している選手も逐一チェックしているという。2日のルヴァン杯第2節でプロ初ゴールを決めた17歳FW北野颯太の名前も挙げ、「少し下の世代ですけど、パリオリンピックを目指す代表にしっかり入ってこれるような環境もしっかり作っていますし、タフでフレッシュな選手たちがたくさんいるような日本代表にしたい」と若手の台頭も歓迎している。

 今月末に行われるドバイ杯は国際Aマッチウィークのため、海外組の招集にも前向きな姿勢だ。海外組と国内組はフラットとしつつ、招集可能な選手を見極めた上でクラブと相談するという。FW斉藤光毅(ロンメル)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、MF中井卓大(R・マドリー)らの招集の可能性も垣間見せた。

 さらに、6月のAFC U23アジア杯に向けて、今後のオーバーエイジの招集も示唆。「オーバーエイジを組み込む予定というか、持っている幅はある」とした上で、「スケジュールがどういう状況なのかということも含めて、強化という部分ではしっかりと見極めて選手を招集したい。当然、頭の中には入っています」と述べた。

U-21日本代表 2022年日程
3月7日~9日
■トレーニングキャンプ(千葉県)

3月23日
■ドバイカップU-23(UAE)第1戦
U-21代表 vs U-23クロアチア代表

3月26日
■ドバイカップU-23(UAE)第2戦
U-21代表 vs U-23カタール代表

3月29日
■ドバイカップU-23(UAE)順位決定戦
U-21代表 vs 未定

6月3日
■AFC U23アジア杯(タシケント)
U-21代表 22:00 UAE

6月6日
■AFC U23アジア杯(タシケント)
U-21代表 22:00 サウジアラビア

6月9日
■AFC U23アジア杯(タシケント)
U-21代表 22:00 タジキスタン


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