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大岩監督「招集制限の中で…」荒木遼太郎らパリ五輪“発足メンバー”招集外

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 2024年のパリ五輪を目指すU-21日本代表の大岩剛監督が3日、報道陣のオンライン取材に応じた。同日に発表されたトレーニングキャンプメンバーの選考にも言及。「限られた年代と限られた招集制限の中で、今回はJリーグの期間中で、チーム事情、コロナの状況、いろんなことを加味した中での選手選考になった」と述べ、招集に制約があったことを明かした。

 大岩ジャパンは今月7〜9日、千葉県内で最初の活動となるトレーニングキャンプを実施予定。今年1月のA代表トレーニングキャンプに招集されたDF西尾隆矢(C大阪)、MF鈴木唯人(清水)、トレーニングパートナーとして帯同したDFチェイス・アンリ(尚志高)ら24人が選ばれた一方、同じくA代表経験を持つMF荒木遼太郎(鹿島)、MF松岡大起(清水)は選ばれず、MF小田裕太郎(神戸)、FW染野唯月(鹿島)らもメンバー入りしなかった。

 大岩監督によると、選考にはトレーニングキャンプ直後の11日にノエビアスタジアム神戸で組まれているヴィッセル神戸対鹿島アントラーズ戦への配慮もあり、「可能な戦力を招集するに至った」とのこと。同日に怪我が発表されたDF畑大雅(湘南)も含め、負傷者の影響もあったとみられる。その上で大岩監督は「まずスタートできることが第一。選手が今後成長して行く上で、伸び代のある選手、Jリーグで活躍している選手をチェックしている。そういう選手たちを手元でトレーニングした上で見極めていきたいということを加味して選考を行わせていただいた」と述べた。

 また今月末には初の海外遠征となるドバイカップU-23に参戦予定。国際AマッチウィークのためFW斉藤光毅(ロンメル)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、MF中井卓大(R・マドリー)ら欧州組の招集を期待する声も挙がっている。欧州組との融合について問われた大岩監督は「ぜひそういう機会にしたい」と前向き。「当然、選手招集に関しては各クラブとの相談になる。そういうところも含めてしっかり対応したい」と意気込みを示した。


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