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福岡の攻撃を跳ね返し続けた柏DF高橋祐治「全員で守りきったので、うれしい勝利」

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ここまで4試合で2失点と今季の柏は守備が安定

[3.12 J1第4節 柏1-0福岡 三協F柏]

 今季2度目の完封勝利だ。柏レイソルはアビスパ福岡を1-0で下して、3勝目を挙げて勝ち点を9に延ばし、順位を3位に上げた。

 カウンターからいい形で攻撃を仕掛けていた柏は、MFマテウス・サヴィオのゴールで前半29分に先制に成功。しかし、後半に入ってからは多くの時間を守備に費やすことになった。

「後半に入ってから少し相手に握られる時間が増えて、特に終盤に入ってからは相手にゲームを支配される時間が続いた」とネルシーニョ監督は、後手を踏んでしまったことを認める。それでも、「最終ラインの守備の活躍が、今日の結果に直結するものがあった」と、猛攻にさらされながら最後までゼロで終えた守備陣を称えた。

 福岡は、FWルキアンとFW山岸祐也というフィジカルに優れた2トップでスタート。「前線にフィジカルの強い選手がいて、その選手をターゲットに長いボールを入れてくる」という指揮官の予期したとおりの展開に。1点を追う後半23分からは、2トップをFWアンマ・デルガドとFW城後寿に入れ替え、一層ゴール前へのクロスを多くした。試合を通して空中戦の場面は多かったが、DF高橋祐治、DF古賀太陽、DF大南拓磨の3バックは、跳ね返し続ける。

 3バックの中央を担った高橋は、「入れられるボールを跳ね返そうという気持ちと、チャレンジアンドカバーをしっかりしようという話もありましたし、少しでもラインを上げるチャンスがあれば上げようという話もしていました。最後くるしかったですけど、そこはできてよかった」と福岡戦を振り返ると、「途中で入った選手も含めて全員で守りきったので、うれしい勝利ですね」と安堵した。

「もうちょっとチームでボールを持ちたかった」と改善点を認めた高橋は、「課題として次に臨めるので、そこはポジティブに」と、続く名古屋戦へと視線を向けた。

(取材・文 奥山典幸)
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