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4試合ぶりゴール&勝利に安堵…群馬・大槻毅監督「勝ち点3を取って帰ってきてくれたことが嬉しかった」

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[3.20 J2リーグ第5節 千葉 0-1 群馬 フクアリ]

 久しぶりにゴールが生まれた。そして久しぶりに勝ち点3を獲得した。ザスパクサツ群馬を率いる大槻毅監督は「勝ち点3につなげられて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 開幕戦山形戦で1-0の完封勝利を収めて白星スタートを切った。しかし、その後は3試合連続ノーゴールと苦しむ。守備陣の踏ん張りで第2節金沢戦、第3節仙台戦はスコアレスドローで乗り切ったが、前節東京V戦で初失点。0-1の完封負けで初黒星を喫した。

 ゴールから遠ざかっていたものの、千葉戦では前半7分に歓喜の瞬間が訪れる。鮮やかなパスワークで左サイドを攻略すると、初先発で起用したMF山中惇希のラストパスを、こちらも初先発のFW平松宗が蹴り込んで先制に成功した。

「開幕戦で勝ち点3を取れたが、その後の3試合は点数も入らなかったのでホッとした」

 前半は主導権を握って試合を進めた。最終ラインからきっちりボールをつなぎ、ボランチのMF岩上祐三とMF風間宏希がアクセントを加える。追加点こそ生まれなかったものの、千葉を押し込み続けた。

 しかし、後半に入ると流れは一変。選手交代した千葉に押し込まれる時間帯が続いた。だが、4試合1失点の守備力は伊達じゃない。粘り強く体を張って相手攻撃をはね返す。後半34分のDF川上優樹の投入でシステム変更し、より守備に重心を置くと、最後までゴールを許さずに1-0の完封勝利を収めた。

 前半は自分たちのサッカーを表現し、後半は苦しめられたのかもしれない。「最初にプラニングしているものは出せるかもしれないけど、次のところは僕らは成長する余地があるところだと思う」と語りつつ、「そういう状況でも勝ち点3を取って帰ってきてくれたことが嬉しかった」と4試合ぶりのゴール&勝利という結果を残した選手たちを労った。

(取材・文 折戸岳彦)
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