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全力疾走で運んでいるのは…シュツットガルトFWの行動に敵地サポも拍手

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シュツットガルトFWサーシャ・カライジッチ

 ストレッチャーを持って走っているのはシュツットガルトFWサーシャ・カライジッチ。彼は相手チームの選手のために、全力疾走している。

 2日に行われたブンデスリーガ第28節でビーレフェルトのホームに乗り込んだシュツットガルト。残留を争う両チームの一戦は、前半25分にカライジッチの得点でシュツットガルトが先制するも、後半14分にビーレフェルトが追い付いて1-1のまま試合終盤を迎える。

 そして、後半アディショナルタイムにアクシデントが発生。浮き球に反応したビーレフェルトのMFアレッサンドロ・ショプフとFWファビアン・クロスが空中で激しく頭部をぶつける。ピッチ上に2選手が倒れ込むと、主審はすぐさま試合を止めた。

 両チームの選手は2人を心配そうに見守り、ストレッチャーを要請。なかなか、ストレッチャーが運ばれない中、カライジッチがスタッフからストレッチャーを奪って2人の下へと駆け寄った。対戦相手のシュツットガルトの選手の行動に、ビーレフェルトのファンからも拍手が贈られた。

 なお、試合は1-1の引き分けに終わっている。


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