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珍しい3戦連続0-0ドロー…アルベル監督「FC東京は常に勝利を目指してプレーする」

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アルベル監督

[4.20 J1第2節延期分 FC東京 0-0 名古屋 味スタ]

 FC東京は3試合連続のスコアレスドローに終わった。試合後、アルベル監督は「FC東京は常に勝利を目指してプレーする。今日の勝ち点1によって、まだ上位に食いついている。それに満足している人もいるでしょう。ただ、われわれは勝利を求めてプレーしているし、勝利ができない時はイライラする」と心境を語った。

 10日の第8節浦和戦、16日の第9節札幌戦に続き、3試合連続での0-0。決してチャンスを作れていないわけではないが、またしてもゴールネットは揺れなかった。失点数『5』はリーグ最少タイを誇るも、得点数『8』は12位タイ。指揮官の言葉とは裏腹に“手堅い”戦いが続いている。

 試合後、名古屋との一戦を振り返ったアルベル監督は「名古屋さんのポテンシャルは試合前から分かっていた。名古屋さんがもう少し前から激しくプレスし続けることをイメージしていたが、蓋を開けてみたところ、ブロックを下げて守る展開だった。前半はスペースへの飛び出しを狙い、それが得意な選手を起用した。後半は足元が得意な選手を起用するという狙いを持っていた。ただブロックを下げて守備をする相手に対して攻撃ができない展開が続いた」とゲームプランに誤算があったことを明かした。

 勝負を分けたのは後半8分の決定機。MF松木玖生からのパスを受けたFW永井謙佑の右足シュート、跳ね返りを拾ったFWディエゴ・オリヴェイラのボレーシュートが立て続けに枠に嫌われた。指揮官は「J1は拮抗した展開が続いている。それゆえ試合結果は細部のところでどちらかに転がるところがある」と振り返った。

 一方で「チームはいま成長段階だが、大きなミスをせずにボールとともに試合を支配するところは改善が見られた」と前向きに語ったアルベル監督。「今日は選手たちがボールと共に試合を支配することができたところに満足している。このチームがスタートして3か月しか経っていないが、今日のような形でボールと共に試合を支配できるようになったのは素晴らしい。選手同士の理解も試合を重ねるごとに高まっている。オートマティックにいいプレーができるようになっている」とチームの積み上げには手応えを述べた。

(取材・文 竹内達也)
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