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[関東Rookie League]交代出場のFW小林2発!日大藤沢が前橋商の堅守こじあけ、4-1で快勝

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後半32分、日大藤沢高イレブンがMF宮川空(59番)のゴールを喜ぶ

[4.24 関東Rookie LeagueAリーグ第2節 日大藤沢高 4-1 前橋商高 時之栖うさぎ島G]

 関東・静岡の強豪校の1年生が90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2022関東 Rookie League」Aリーグは24日に第2節を行い、日大藤沢高(神奈川)と前橋商高(群馬)が激突。日大藤沢が4-1で快勝した。

 前日の前橋育英高戦を2-4で落とした日大藤沢と、この日が開幕戦の前橋商との戦いは前半16分、日大藤沢が先制点。MF高田航のCKから183cmFW岩坪瑛太が豪快ヘッドを叩き込む。「きょうあまり入りが良くなくて、自分が点を獲ってどこかで勢いづけたかったので、セットプレーという形ではありましたけれども、決められて良かった。結構チームでCKの練習とか多くしていたので自信はありました」と岩坪。幸先よくリードを奪った日大藤沢は前橋商に思うようなビルドアップを許さずに攻め続ける。

 後半も主導権を握っていたのは日大藤沢の方。ポストを叩いたMF北浦悠月の左足ミドルなどシュートや仕掛けを続け、セットプレーを獲得する。だが、前橋商はGK小池智也やCB大澤叶太郎らDF陣がゴール前で諦めず、身体を張ったディフェンス。日大藤沢の迫力に飲み込まれることなく戦い、生命線のMF萩原陽向とMF塩ノ谷颯太のダブルボランチや素材感あるFW井上奏を軸としたポゼッションで押し返して見せた。

 だが、日大藤沢は後半の飲水タイム後に投入されたFW小林琉云が流れを傾ける。28分、FW伊東大輝の仕掛けをサポートする形でこぼれ球に反応し、右足シュート。チームに待望の2点目をもたらした。

 日大藤沢は32分にも小林のパスで左サイドを抜け出したMF宮川空がそのまま持ち込んで左足一閃。3点目を奪う。岩坪が「試合前とかも本当に良い声でみんな気持ちを高めてやっていたので、そういうところは強みかなと思っています」というチームは、ピッチ外の選手も一緒になってゴールを喜んでいた。

 前橋商はコンビネーションからFW櫻井聖那が決定的な右足シュートを放つも日大藤沢GK赤塚元輝に阻まれてしまう。それでも、果敢なミドルシュートで1点を目指す。対して日大藤沢は42分、FKのこぼれ球を拾った小林が鮮やかなコントロールショットを決めて4-0。前橋商も45分にMF品川智陽の左クロスを塩ノ谷が左足ダイレクトで決めて1点を返したものの、日大藤沢が4-1で快勝した。

 日大藤沢は今季初白星。岩坪は先輩の大型FW森重陽介(3年)や川崎FのFWレアンドロ・ダミアンが目標。「僕はムードメーカーになってみんなの雰囲気を上げて行って、でも試合になったら結果を残せるような選手になりたい。3年間で色々な大会とかあると思うので一人ひとりがより上のカテゴリーに入れるように切磋琢磨して大会で全部優勝したい」と自身とチームの成長を誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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