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[関東Rookie League]矢板中央は堅守速攻に憧れて進学のCB清水陽や154cmFW堀内凰希らが一体感ある戦い

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矢板中央高CB清水陽は最終ラインの中心として奮闘

[4.24 関東Rookie LeagueAリーグ第2節 市立船橋高 2-1 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 矢板中央高は前日の開幕戦の反省を活かし、市立船橋高戦では攻守に勢いのあるサッカーを展開。最終ラインでは「こういう高校で戦ってみたいと。堅守速攻のサッカーが格好良いと憧れていた」という181cmCB清水陽(1年=大宮西カリオカ出身)が中心となって相手の攻撃を弾き返していた。

 1-2で競り負けたものの、清水は「FWが抜けてきたり、背負ってきたりしていたので、そこはFWのプレーを予測してキープも裏抜けにも対応できました」と手応えを口にする。50m走6秒台前半のスピードと競り合いの強さ、ロングボールも特長とするCBは、堅守・矢板中央の中心選手になることを目指していく。

 その矢板中央で印象的な動きを見せていたのが、FW堀内凰希(1年=AC長野パルセイロU-15出身)だ。登録身長は154cmと小柄。だが、ウォーミングアップから元気の良いところを見せていたFWは、ピッチに入ると人一倍の声がけと攻守両面でのハードワークを続けていた。

 この日は前半35分に1-1とされると、直後からピッチへ。「自分は足下とかないので、その分、運動量を増やしてチームに貢献できるように心掛けています。シュートが少なかったので全然出せなかったけれど、前線からハイプレスに行くという自分のプレースタイルは出せたと思います」と胸を張った。

 普段からテンションが高いという堀内は「自分は元気があって声を出せるので矢板中央に入ったのもそういう理由なんですけれども、自分が声を出して仲間を盛り上げていきたい」と語る。そのFWをはじめ、矢板中央はベンチもよく声を出して一体感ある戦い。堀内は「チーム一丸になることはできているけれど、サッカーがまだ全然できていないのでもっとしっかりやっていきたい」とサッカーの質、量を向上させていくことを誓っていた。

 開幕から2試合連続惜敗。だが、チームの目標はルーキーリーグ優勝、そして矢板中央の歴史を塗り替えることだ。清水は「矢板中央高校は(全国大会で)ベスト4が最高成績なので、どんどん強度を上げて行って、全国優勝できるように頑張って行きたいです」と宣言。 
90分のリーグ戦で学びながら、堅守速攻を磨いてチームを一つ一つレベルアップさせる。

矢板中央高FW堀内凰希が抜け出しを狙う

(取材・文 吉田太郎)
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