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鳥栖が4ゴール奪取!ネルシーニョ監督復帰の柏に快勝

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3試合ぶりのリーグ白星を挙げた鳥栖

[4.29 J1第10節 柏1-4鳥栖 三協F柏]

 29日、各地でJ1第10節が開催され、三協フロンテア柏スタジアムでは、柏レイソルサガン鳥栖が対戦。MF本田風智とDF田代雅也のゴールで前半に鳥栖が2点を先行した試合は、後半、柏のFW細谷真大が1点を返すも、MF福田晃斗とMF飯野七聖がダメ押し。4-1で鳥栖が勝利した。

 左アキレス腱断裂の手術からネルシーニョ監督が復帰した柏は、リーグは2連敗中だが、直近の公式戦であるルヴァン杯・札幌戦で勝利(○2-1)。札幌戦で先発していたMF岩下航とMF鵜木郁哉が、ともにリーグ初先発を飾った。一方、リーグは2戦勝ちなし(1分1敗)の鳥栖だが、23日のルヴァン杯では京都に3-0の快勝。その京都戦からは先発を2人入れ替えて、DFジエゴとMF飯野七聖がスターティングメンバーに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 両ウイングバックが高い位置をとる鳥栖は、GK朴一圭が左ウイングバックのFW岩崎悠人へと長いフィードを合わせると、岩崎がドリブルで持ち上がって本田にパスを送る。本田のクロスから右ウイングバックの飯野がシュートを狙ったが、DF三丸拡のブロックにあってしまう。

 前線でボールをおさめることができない柏は、相手ゴール前までなかなか運ぶことできず、チャンスを構築することができない。

 膠着状態を打破したのはセットプレーだった。ジエゴが敵陣でロングスローを披露すると、MF福田晃斗がヘディングでゴール前に送ると、最後はMF本田風智が押し込んで鳥栖が均衡を破った。

 さらに前半終了間際の45分、敵陣右サイドでFKを得た鳥栖は、FW小野裕二のクロスをファーサイドで田代が合わせて、リードを2点に広げて前半を終える。

 2点を追いかける柏は、ハーフタイムに2枚替えを敢行し、岩下と鵜木に代えてDF北爪健吾とFW武藤雄樹を投入。すると武藤が4分、5分と続けざまにシュートを放っていく。そして10分、CKの流れからMFマテウス・サヴィオのクロスのこぼれ球を武藤がシュート。ゴール前で細谷がコースを変えて1点を返す。

 勢いに乗る柏は、細谷がペナルティエリア内で強烈なシュートを見舞う。GK朴一圭が前にこぼしたところを武藤がつめたが、枠をとらえられなかった。

 鳥栖もセットプレーで反撃。小野の右サイドのFKから、ファーサイドのDFファン・ソッコが頭でとらえたが、クロスバーに弾かれてゴールとはならず。それでも19分、本田が小野との左サイドでのパス交換でペナルティエリアに進入すると中央へ。これを福田がミドルシュートで沈めて3-1。再びリードを2点とした。

 柏は5つの交代枠を使い切って反撃を試みるが、鳥栖が高い位置からプレッシャーをかけてスムーズに前に運ばせない。すると38分、鳥栖は人数をかけて敵陣深い位置でボールを奪って攻撃に転じると、福田が柏守備陣の背後に入れたクロスを飯野がヘディングで押し込み、点差は3に広がった。

 鳥栖も交代枠をすべて使うと、最後まで運動量を落とさずゴールを狙い続けるも、その後はスコアは動かず試合終了。鳥栖は3試合ぶりの白星で、勝ち点を15にのばしている。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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