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狙い通りのロングスローから先制点…鳥栖MF本田風智はヘディングで連発

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「自分たちのよさが出ている」と快勝に手応えの鳥栖MF本田風智

[4.29 J1第10節 柏1-4鳥栖 三協F柏]

 敵地での柏レイソル戦で、4ゴールにわいたサガン鳥栖。先制点をもたらしたのは、MF本田風智だった。

 前半27分、鳥栖は敵陣左サイドでスローインを獲得。雨中での一戦ということもあって、DFジエゴはタオルでボールの水分を拭いてから、ロングスローを投てきする。ニアサイドに走り込んだ福田晃斗がヘディングでそらすと、本田はフリーでシュートを放った。

「試合前からチームのスタッフの方がロングスローの戦術を全体に伝えて、そのとおりにいった得点。自分は真ん中にいたので、こぼれ球だったり、飛んできたボールに反応する。あとは枠内に入れるだけのヘディングシュートだったと思います」と本田は今季リーグ2点目を振り返った。

 第7節・札幌戦(○5-0)に続いてのヘディング弾に、本田自身も「ヘディングシュートがいいかたちになっているので、自分としてもミドルシュートだったり足でのゴールじゃなくて、身長はでかくはないですけど、ヘディングでとれるのは武器になっているのかなと思います」と手応えを口にする。

 チーム3点目となったMF福田晃斗のミドルシュートの場面では、アシストを記録。GKキム・スンギュのフィードをジエゴがはね返したボールが本田におさまると、左サイドに流れながら持ち上がり、サイドに開いていたFW小野裕二にあずける。駆け上がっていた本田の足元にリターンがくると、マイナスに折り返す。「晃斗さんがいつもそこのスペースに入るのはわかっていた」。ゴール中央のスペースに走り込んだ福田が、ダイレクトでゴール右隅に沈めた。

 今季、リーグで5試合2得点、ルヴァン杯では3試合1得点と好調だ。「これをシーズン通して継続していくのが大事」と自戒する20歳のMFは、「“結果を出せる選手”にこだわってやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 奥山典幸)
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