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心優しきリバプール主将…PK失敗のマウントに駆け寄ったヘンダーソン

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リバプールMFジョーダン・ヘンダーソン

 14日に行われたFA杯決勝でチェルシーと対戦したリバプールは0-0のまま突入したPK戦を6-5で制し、16季8度目の優勝を飾った。試合後のMFジョーダン・ヘンダーソンが“粋”な振る舞いを見せている。英『デイリースター』が伝えた。

 前後半の90分をスコアレスで終えた試合は、延長戦でもゴールが生まれずにPK戦へと突入した。ともに1人ずつが失敗して迎えた7人目。先攻のチェルシーはMFメイソン・マウントがペナルティースポットへと向かう。

 しかし、右足から蹴り出したシュートはGKアリソン・ベッカーの好セーブに遭って失敗。後攻のリバプール7人目のDFコスタス・ツィミカスがきっちりとネットを揺らし、PK戦を6-5で制したリバプールが頂点に立った。

 PKを失敗したマウントは、試合後にピッチ上に座り込んでしまうが、ここに駆け寄ったのがリバプール主将のヘンダーソンだった。意気消沈するマウントの肩に手を回して言葉を掛ける。約10秒をかけてイングランド代表のチームメイトを励まそうとしていた。

 2月のカラバオ杯決勝でもチェルシーとリバプールは対戦。PK戦を11-10で制したリバプールが頂点まで上り詰めた。その際もヘンダーソンはMFジェームズ・ミルナーとともに、準優勝のメダルを受け取ってスタンドからピッチへと戻るチェルシーの選手一人ひとりと握手をかわして健闘を称え合うなど、“粋”な振る舞いを見せていた。


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