[11.28 J2第37節 徳島 1-0 富山 鳴門大塚]

　10位の徳島ヴォルティスと18位のカターレ富山との一戦は徳島が1-0で制し、今季ホーム最終戦を白星で飾った。
　　
　勝利への思いがわずかに上回った。徳島は序盤からFW佐藤晃大が体を張ったプレーでゴールへ迫るなど勝利への強い意欲を見せると後半23分、MF柿谷曜一朗から送られたグラウンダーのラストパスに反応した佐藤がPAで倒されてPKを獲得。今季15得点のFW津田知宏が右足で豪快にゴールへと叩き込みリードを奪った。この1点を守った徳島が1-0で勝った。

　決勝ゴールを決めた津田は試合終了後にスタジアムで発表された「2010徳島ヴォルティスMIP」を受賞。サポーター投票によってクラブで今年最も印象的な活躍をした選手に選出された。表彰された津田は「選んでくれた皆さん、一緒に戦ってくれたチームメイト、監督、スタッフに感謝したい。この賞に恥じないようにこれからも頑張る」と宣言。ホーム最終戦の勝利を仲間たちと分かち合った。

　一方、富山はFW苔口卓也の右足ミドルやMF谷田悠介の左足シュートなどでゴールを狙ったものの得点できず惜敗。12月4日に愛媛と戦う最終節(富山)では8月1日以来となるホーム戦勝利を目指す。

(文　吉田太郎)