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ユアスタ、カシマなど4スタジアムが一部損壊

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 東北地方太平洋沖地震の影響で、ベガルタ仙台の本拠地ユアテックスタジアム仙台、鹿島アントラーズの本拠地県立カシマサッカースタジアム、水戸ホーリーホックの本拠地ケーズデンキスタジアム水戸、大宮アルディージャの本拠地NACK5スタジアム大宮に、一部損壊が見つかった。

 13日のスポーツ報知によると、ユアスタは、正面玄関前のアスファルト舗装は所々にひびが入り陥没、通路上の天井部分もわん曲している。内部は立ち入り禁止で、スタジアム関係者は「コンコース上に何か所かひびが入っている」と状況を説明したという。

 またカシマは、スポーツニッポンによると、スタンド階段部分が壊れ落ち、一部の座席が破損した。天井からの落下物もあり、コンクリート部分には亀裂も見られたという。復旧のメドは立たず、鹿島関係者は「当面は試合の開催は無理」と明かしている。

 Ksスタは地盤沈下が起こり、照明も損壊。またNACKは、ピッチ脇の溝に欠落、壁のひびなどが見つかっているという。16日にはナイター開催のナビスコ杯が予定されているが、スポーツ報知は、スタジアムには東京電力から停電の可能性も伝えられていると指摘し、関係者が「節電が必要な状況で、ナイター開催は現実的ではない」との見解を述べていることを紹介している。

(文 近藤安弘)

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