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負傷者続出のアクシデント乗り越え、富山が3回戦へ

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[10.10 天皇杯2回戦 富山3-3(PK4-2)鳥栖 富山]

 カターレ富山がアクシデントを乗り越えて3回戦へ進出した。サガン鳥栖戦は前半21分にFW野田隆之介、同30分にはFW新居辰基にゴールを奪われて2点を追う苦しい展開。だが前半ロスタイムにFW黒部光昭のラストパスからMF朝日大輔が右足で決めて1点差とすると、後半3分にはMF大西容平の左FKをMF舩津徹也が同点のヘディングシュートを決める。

 後半21分にはJ1昇格争いを演じている鳥栖のMF山瀬幸宏に決められて再び突き放されたものの、26分に鳥栖MF柳澤隼が2枚目の警告を受けて退場すると、富山は再び同点に追いつく。38分、交代出場のFW平野甲斐のアシストから黒部が起死回生の同点ゴール。そして3-3のままもつれ込んだPK戦ではGK飯田健巳の好守もあり、4-2で勝った富山は3回戦進出の権利をもぎ取った。

 富山によると、安間貴義監督は「昨日のトレーニングで平出選手が骨折して、今日も福田選手が骨折(前半15分に途中交代)して、アクシデントが続いたけど、最後まで勝ちを求めて選手たちが粘り強く戦ってくれた」と選手たちに感謝していた。主力選手たちの相次ぐ負傷の中でつかんだ勝利。飯田は「勝って次のステップに進めるのは大きい。ひとつでも上を目指したい」と意気込んでいた。

 富山は11月16日の3回戦で鹿島vs筑波大戦の勝者と対戦する。
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