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山形が秋葉2発で松本に競り勝つ!!182日ぶりのリーグ戦白星

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[3.11 J2第2節 松本1-2山形 松本]

 開幕戦を落としたチーム同士の一戦は、昨季J1のモンテディオ山形が意地をみせた。MF秋葉勝が2得点の活躍をみせると松本山雅FCに2-1の勝利。2012シーズン初白星を手に入れた。山形は昨年9月11日のJ1リーグ戦・浦和戦(1-0)以来、リーグ戦勝利に見放されていたため、約6か月ぶりの勝利となった。一方、今季からJリーグ参入を果たした松本はホーム開幕戦を迎えたが連敗を喫した。

 先制点を奪ったのは山形だった。立ち上がりからFW中島裕希やFW萬代宏樹が積極的に仕掛けていくと、これがゴールにつながった。 前半28分、DF石川竜也の左クロスを中島が頭で落とす。こぼれに詰めた萬代が必死に足を伸ばし、ボールをPA右へ流した。これを拾った秋葉が冷静にシュートを流し込み、山形が先制に成功した。

 しかし9分後、すかさず松本が同点に追いつく。後方からのロングボールをMF久木田紳吾がダイレクトでPA内へ蹴りこんだ。これを受けたFW弦巻健人が右足で2度宙に浮かせるトラップ。体勢を整えると、わずかなシュートコースを狙い、利き足とは逆の左足をダイレクトで振りぬいた。これがゴールネットへ突き刺さり、試合は振り出しに戻った。1-1で前半を折り返した。

 後半に入り、試合はこう着状態となった。互いに攻め込むがゴールは生まれず。もどかしい時間が続く。すると先制点を奪った秋葉が鮮やかな一撃で試合を再び動かした。後半27分、左サイドスローインからつなぐと、大卒ルーキーMF宮阪政樹がタメをつくって、右にいた秋葉へパス。センターラインから5mほど敵陣へ入った位置だったが、秋葉は迷いなく右足でミドルシュート。圧巻のミドルがゴールネットを揺らし、山形が逆転に成功した。これが決勝点となり、山形が2-1で勝利。2012シーズン初勝利を手に入れた。

 試合後、監督就任後初白星を手にした奥野僚右監督は「みんなが頑張ってくれた結果。勝利を全員で喜びたい」と微笑んだ。リーグ戦での勝利は昨年9月11日の浦和戦(1-0)以来、実に182日ぶりのこと。指揮官は「選手も(勝利から遠のいていることを)気にしている部分があった。きょうをきっかけにまたひとつ成長していきたい」と力を込めた。

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